「週刊新潮」がグラビアで6月27日の「電車デモ」を報道

7月2日(木曜日)発売の「週刊新潮」が見開きのグラビア2ページを使い「“一万人訴
訟”NHKを糾弾する山手線ジャック」との見出しで、6月27日のNHK「JAPANデ
ビュー」に抗議する国民大行動・第4弾で行った「電車デモ」について報じている。

≪6月27日、JR新宿駅のホームに並ぶ黒Tシャツ姿の人たち(写真上)。胸に「NHK
の大罪」、背には「NHK解体」の文字。ギョッとして立ち止まり、見入る乗降客。──
これはNHKに怒りの声を挙げた約250人による街頭パフォーマンスである。彼らは6つの
グループに分かれ、山手線の他の駅でも同様のアピールを行ったのだった。≫

 そして、4月5日放送の番組がきっかけとなったことを伝え、また6月25日の提訴につい
て水島総氏の「最終的に原告の数は1万人になるでしょう。断固戦います」の発言ととも
に、NHK広報の「番組に問題はなかったと考えています」というコメントを紹介し、
≪台湾を巡る“暑い夏”は、始まったばかりだ。≫と結んでいる。

 「NHKの大罪」の黒Tシャツ姿がプラットホームに並ぶ光景は、確かに異様ではある
が、美しさを感じさせるものでもあった。このような抗議活動はかつてなかったし、日本
裁判史上最大の原告数となった集団訴訟のこともあり、だから「週刊新潮」も紹介したの
だろう。

 「週刊新潮」は4月16日発売号でいち早くNHK「JAPANデビュー」問題を取り上
げ、それも巻頭特集として「歴史歪曲と『台湾人』も激怒したNHK『超偏向』番組」と
題してその反日的な歪曲ぶりを紹介し、歪曲以上の問題として「台湾の人々の証言が、編
集の名のもとに恣意的に“操作”され、日本を貶める論調に利用された」ことを伝えた。

 特にこの号では、NHKから取材を受けた柯徳三氏が「確かに差別も受けたが日本は台
湾に多くのものを遺してくれた、ということ。……私が一番伝えたい部分でした。だが、
そうした発言は悉くカットされた」と、不本意な意中を吐露していることを紹介し、また
柯氏の「台湾が反日であるかのような誤った情報が強調されれば、二国間の関係に水を差
すことになる」という憂いを伝え、「NHKがこんな番組を作った背景には、日台の関係
を引き裂こうとする中共の意向があるのではないか」とさえ述べ、中国とNHKが結託し
ているのではないかとの危惧を抱いていることを紹介した。

 「週刊新潮」はまだ発売しています。どうぞご覧ください。       (編集部)



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