私の考える台湾総統選挙と今後の日台交流 [石川 公弘]

私の考える台湾総統選挙と今後の日台交流 [石川 公弘]
本会理事で、神奈川李登輝友の会支部長を務めていただいている石川公弘氏が自分の
ブログで台湾総統選における民進党敗因の分析をしている。同感である。

 なお、石川氏は神奈川県大和市の市議や議長を歴任。議長時代の平成5年6月、台湾か
ら1300人もの台湾少年工が来日した際、歓迎委員会委員長として厚木基地内を大型バス
40台を通過させる離れ業をもって台湾高座会歓迎会を開催している。詳しくは『台湾少
年工と第二の故郷』所収の石川氏の「台湾少年工と台湾を想う」を参照願いたい。

 昭和18年当時、小学校校長だった尊父が台湾少年工の寄宿舎の舎監となったことが台
湾との縁だった。

 石川氏はまた、4月5日の「世界一の知日家・李登輝さんと福田人気」と題したブログ
で、本誌でも連載している李登輝前総統と安藤忠雄氏の対談を取り上げ、次のように結
んでいる。

「世界一の知日家・李登輝さんが再び脚光を浴びている。産経のスクープとなったイン
タビューといい、今回の大型対談といい、李登輝さんはまだまだ健在だ。読売も『対日
顧問役に意欲』の見出しで、台北の石井利尚記者による、李登輝さんとの対談記事を掲
載した。もし台湾がそれを要求してきたら、受け入れるべきだ。それなら福田人気も必
ず反転する」

 これまた至言である。福田康夫総理は「隠れたる民の声」を聞き入れ、ぜひそうして
もらいたいものだ。民進党が敗れた真因は、「民の声」を聞き入れなかったことにあっ
たのだから。
                   (メルマガ「日台共栄」編集長 柚原 正敬)


私の考える台湾総統選挙と今後の日台交流
【4月1日 ブログ「台湾春秋」】
http://blogs.yahoo.co.jp/kim123hiro/archive/2008/4/1?m=lc

 台湾総統選挙は、馬英九国民党候補の大勝で幕を閉じた。私自身は選挙結果に失望し
た一人であるが、ただ今回の総統選挙は、親中反日と親日反中、統一か独立かの単純な
争いでなく、台湾人の生活に密接に結びついたものだったのを知ったのは収穫だった。

 選挙の結果、台湾では民進党から国民党への8年ぶりに政権交代が行われる。選挙終
盤でチベットにおける中国共産党政権による弾圧事件が発生したが、わずか61年前には、
台湾でも同様な軍事的弾圧が行われ、多くの人が虐殺されたことを、鮮烈に思い出させ
た。

 また、チベット暴動の発生は、この60年間の台湾における民主政治の確立を見事に立
証するものだった。台湾で平和裡に政権交代が行われるのは、台湾人の血と涙と知恵が
導いたものだ。その成果に敬意を表し、総統選挙に示された台湾人の選択に素直に従い
たい。

 台湾の民意を素直に認めるとしても、自分たちの応援した民進党候補の敗因は何であ
ったかを考えておくのも必要である。地方政治ではあるが、およそ人生の半分を選挙に
関係してきた者として、私は今回の民進党の敗因を以下の五点に集約できると考える。

1)対米外交の失敗
  台湾の存立はアメリカの後ろ盾によって保たれている。対日外交には目覚ましい成
 果を上げた民進党だったが、アメリカには自分たちの意思を伝えることに失敗し、ア
 メリカに足を引っ張られた。それが台湾人を不安に陥れたと思う。

2)陳水扁総統周辺の汚職
  戦後、進駐してきた国民党の汚職体質は台湾人を驚かせた。汚職は中国人、国民党
 の専売特許のはずなのに、民進党政権は総統周辺から汚職にまみれ、国民の信望を失
 った。国民党候補の方が清廉に見えたのでは話にならない。

3)小選挙区制と与党間の分裂
  民進党は国民党と組んで小選挙区制を導入し、李登輝前総統を精神的バックボーン
 とする小党の台湾団結連盟を締め出してしまった。台湾に民主制度を導入し、建国の
 父と仰がれるべき李登輝氏への背信であり、非礼である。

4)台湾人意識への過度の依存
  民進党は台湾の産業空洞化、生活の安定に対する適切な対策を打ち出せなかった。
 台湾人に生まれたというだけでは、台湾語、客家語、原住民語まで話そうと努力する
 イケメンの外省人候補に勝つことはできないのである。また、汚職を台湾人意識で消
 しさることもできない。

5)台湾日本語世代の影響力後退
  1947年の228事件や、その後の白色テロは風化しつつある。その時代を知る台湾日
 本語世代は急激に第一線から引退し、その影響力を減じている。逆に高度成長を謳歌
 した時代の国民党を知る人が現役の世代である。

 さて、台湾総統に当選した馬英九氏が最初に行ったのは、李登輝前総統を訪問し、対
日政策遂行への指導と協力の依頼だった。李登輝氏も虚心に応じたという。独裁国家・
中国の強大化は、日台の結びつきをますます必要としている。私も一隅にいて力を尽く
したい。


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