昨日の本誌で、日本李登輝友の会が7月24日に開催したシンポジウム「日台関係の50年─何を失い何を得たのか」の模様を伝え、メディア報道についても伝えました。
中央通信社は中文版を紹介しましたが、日本語版でも報道されましたので下記に紹介します。
なお、高市早苗・自民党政調会長の国会事務所が作成しているホームページでも、写真を2枚掲載してご報告いただきました。
◆高市早苗HP「アルバム」:日本李登輝友の会で講演[7月24日] https://www.sanae.gr.jp/album_tokyo_4955.html https://www.sanae.gr.jp/album_tokyo_4956.html
また、「Taiwan Voice」にも感想が寄せられているそうで、パネリストとして登壇した本会常務理事で日米台関係研究所理事の林建良氏からご紹介いただきました。下記に紹介します。
・ポスト安倍の日米関係第1章, 2022/7/24
今日は日本李登輝友の会のシンポジウムに初めて参加し、林建良さんにも親しくご挨拶の機会を得ることがで き、大変幸せでした。パネルディスカッションにおいてもいつもの熱い話しぶりは健在でした。帰宅後この1章 を見ました。正直私自身は安倍元首相の功績につき、政策全般について功罪相半ばするというような見方をして いまし たが、今日のお二人のお話を聴き、そうではないということを詳しく教えていただきました。 自身も思い返すと、確かに堂々とした政治姿勢にしても、戦略の構想力・実行力についても、90年代以降の首 相としては抜きんでた存在であったと納得しました。マスコミの報道姿勢にも少なからず私自身も影響を受けて いたことを自覚しました。このような安倍さんのレガシーをさらに高めていくことは特に後に残された政治家の 責務と思います。私たち国民も厳しい眼でその経過を見ていく必要があると思います。
・台湾から尊敬される日本へ!, 2022/7/24
林先生、いつもお世話になります。本日は李登輝友の会シンポにいってまいりました。高市先生の基調講演、 素晴しいメンバーによるパネルディスカッションと盛りだくさんの内容でした。これからは日本台湾の絆を強く していくことだけではなく、日台関係基本法、日台旅行法などの法整備、強いては9条の改正が喫緊の課題であ ることを強く感じました。 それにしても当会に流れる基本精神、それから台湾ボイスに流れる精神も李登輝先生の精神、心がしっかりと 受け継がれていることを感じ、今更ながらに李登輝先生の偉大さが分かりました。日本、台湾がこれからも友好 関係を深めるめることができますように! 林先生、日本人はまだまだ目覚めていない部分も多々あるかもしれませんが、決して棄てたものでもないで すよ。
—————————————————————————————–櫻井よしこ氏ら、安倍氏国葬への蔡総統の参列願う 李登輝友の会シンポ【中央通信社:2022年7月25日】https://japan.focustaiwan.tw/politics/202207250004
(東京中央社)民間団体、日本李登輝友の会は24日、東京都内でシンポジウムを開催した。参加したジャーナリストの櫻井よしこ氏らからは今秋に予定されている安倍晋三元首相の「国葬」に蔡英文(さいえいぶん)総統が参列することを願う声が上がった。
シンポジウムは、中華民国(台湾)と日本の断交から今年で50年の節目を迎えたことから、「日台関係の50年─何を失い何を得たのか」と題された。
パネルディスカッションに登壇した櫻井氏は、蔡総統が安倍氏の国葬に参列すれば、日本が台湾の味方であるとのメッセージを国際社会に発信できるとし、台湾の地位を知ってもらういい機会になるとの見解を示した。
元産経新聞記者でジャーナリストの福島香織氏は、蔡氏が国葬に参列できれば安倍氏も喜ぶだろうとの考えを示した。
基調講演を行った自民党の高市早苗政調会長は、「安倍元首相なくして、現在の日台関係なしと思う」と指摘。安倍氏が唱えた「台湾有事は日本有事」に賛同を示し、台湾との関係のさらなる強化に意欲を見せた。
(楊明珠/編集:楊千慧)
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