台湾とソロモン諸島が9月16日に断交し、20日に同じく南太平洋にあるキリバス共和国と断交した。断交ドミノは次にツバルが続くのではないかというのがもっぱらの見方だった。親台湾派首相が9月19日に行われた選挙で敗れ、台湾に対する姿勢が不明なカウセア・ナタノ氏が新首相に選出されたからだ。
時事通信が「ラジオ・ニュージーランドは23日、太平洋の島国ツバルのナタノ新首相が台湾との外交関係を維持する考えを表明したと報じた」とのニュースを読んでホッとした方も少なくないのではないだろうか。
台湾の中華民国はツバルと1979年9月19日に国交関係を樹立している。蔡英文総統は1017年11月に訪問している。オーストラリアやニュージーランドとともに主要援助国の日本は、ツバルが1978年10月1日に独立する同時に国家承認し、同年4月に国交を結んでいる。
—————————————————————————————–ツバル、台湾との関係維持【時事通信:2019年9月23日】
【シドニー時事】ラジオ・ニュージーランドは23日、太平洋の島国ツバルのナタノ新首相が台湾との外交関係を維持する考えを表明したと報じた。太平洋諸国の間で台湾との断交が相次ぐ中、首相に先週就任したナタノ氏の対応が注目されていた。