台湾人が自らの運命を中国国民党に委ねてから三年、馬英九政権が中国寄りの政策を矢継ぎ早に打ち出し、台湾は大きく中国傾斜した。一連の司法当局の政治的な検挙・判決はかつての白色テロを彷彿される。
この三年間、台湾各地に中国人があふれ、中国式簡体字が嫌にも目につき、中国五星旗が堂々と台湾の空に翻る。馬英九は中国共産党の顔色を伺い、台湾の高官が中国と内通し、退役将校が北京詣でる。台湾は中国化の淵に突進していくように見える。
一方の民進党は民主化中華民国体制を堅持し、選挙運動に打ち込んでいる。かつての台湾独立新国家の理想を見る影もなくなっている。
しかし、台湾人の意識調査ではいわゆる「台湾人意識」はかつてないほどに高潮している。にもかかわらず、台湾人は台湾国国民に成れるための苦難を負わず、新国家のトーテムを考えるよりむしろ青天白日満地紅の国旗、中国国民党の国歌を誇って中華民国国民の身分に甘んじている。
半年後の中華民国総統選挙に再び台湾人は選択ができると期待したい。その結果は今まで以上に大きく日本を含めアジア全体を影響するに違いない。
【講師】 許 世楷 先生(前台湾駐日代表・津田塾大学名誉教授)
1970年、台湾独立連盟中央委員。1987年、台湾独立建国連盟総本部主席。1989年、台湾の月刊誌『自由時代』に「台湾共和国憲法草案」を発表。1992年、台湾文化学院院長、台湾建国党主席。2004年、台湾駐日代表に就任、日台交流に尽力。2008年6月、中国国民党「立法委員」の侮辱に抗議し、辞任。
【演題】 台湾の主権問題をめぐって (使用言語:日本語)
【日時】 9月 25 日(日) 講演・演奏会会場:2F 曙 懇親会会場:4F 桜
講演会 3時30分―5時30分 (受け付け 3:00pmより)講演会のみは当時参加でも可
演奏会 5時40分―6時20分 (ハープ演奏 彩 愛玲 様)
懇親会 6時30分―8時30分 (着席)
【ところ】ホテル メトロポリタン池袋 電話 03−3980−1111
【会費】講演会 1,000 円 (学生 無料)
懇親会 9,000 円 (高校生・中学生 6,000円)
【主催】 日本台湾医師連合
【共催】 日本台医人協会 在日台湾同郷会 在日台湾婦女会 日本李登輝友の会 台湾研究フォーラム 東京台湾教会 台湾の声
【参加資格】日台に関心ある方
〔申し込み先〕中山 博雄 宛 Fax〔医〕03−3859−3711 〔宅〕03−3208−8009
9月23日(金)まで E−mail phliu491010@yahoo.co.jp(9/24(土))
ご氏名
講演会に 参加する(講演会のみは当時参加でも可)
懇親会に 参加する 参加しない