が次々と中止されました。昨日の本誌でお伝えしましたように、戸籍問題の街頭署名活動
を予定していた名古屋と東京も、文字通り「雲行き」を睨みながら準備に入りました。
昨日の東京は、朝方にざっと一雨降って軽塵を潤した感があり、春らしいさわやかな朝
を迎えました。その後は弱いながらも陽射しもあり、天気予報では3時ころから雨というこ
とでしたので「できるところまでやろう」と決め、午後2時、いつも通り新宿駅の西口広場
前で署名を開始。
スタッフは柚原正敬・事務局長をはじめ5名。署名活動のスローガン「台湾は中国じゃな
い!」と大書したのぼりや緑の台湾旗などを立てる準備に取り掛かると、目ざとく見つけ
たトランクを引いたご夫婦から「署名します」と声を掛けられました。奥さんは台湾の方
でした。それを見ていた広場の男性2人も近寄ってきて、チラシを見ながら署名していただ
きました。
いつ大雨が降ってくるかわからない雲行きにもかかわらず、なかなか幸先のいいスター
トでした。そこからようやく大型スピーカーを使い、署名の趣旨を説明しはじめました。
電動車いすに乗った方が署名してくれたかと思うと、「僕は台湾からの留学生です。頑
張ってください」と駆け寄ってきて署名してくれた台湾人留学生などもいて、まずまずの
調子。
しかし、アピールチラシを受け取ってくれる人は、いつもながら少ない。WBC(ワー
ルド・ベースボール・クラシック)で台湾代表を応援するために準備した2,000枚のチラシ
が2時間ほどでなくなってしまったときとは大違いです。
ただ、中には「これは本当ですか、本当ならおかしなことです」と、アピールチラシを
読んでから、わざわざ戻ってきて署名していただいた方も何人かいました。いつもなが
ら、この戸籍問題がまだまだ知られていないことを実感する瞬間ですが、だからこそ活動
を続けなければとも思い返します。
署名を開始してから40分ほど経ち、大型スピーカーでの説明者が4人目に交替したころか
ら空が一気に暗くなり始めました。大粒の雨も落ち始めましたので「これは来たな!」と
思っていましたら、雨脚が強くなりましたので署名活動を中止。急いで旗竿などを取り込
んで駅出入口のひさしの下へ。時計を見ると2時50分。天気予報どおりでした。
昨日の署名者数は36名。いつもなら100名を超えているところですが、致し方ありませ
ん。署名にご協力いただいた方、ならびにスタッフとしてお手伝いいただいた方々にこの
場を借りて御礼申し上げます。
なお、昨日の署名の模様は本会のfacebookに掲載していますので、下記からご覧くださ
い。また、愛知県支部の名古屋駅前での署名活動の模様は報告が届き次第お伝えします。
◆日本李登輝友の会公式facebook
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