文物を展示するため2003年にオープンした台湾最初の考古学博物館で、本会の李登輝学校
研修団でも訪れたことがあります。
本日(12月23日)、この十三行博物館が宮崎県立西都原(さいとばる)考古博物館と姉
妹館提携を結ぶそうです。
本誌でもお伝えしたように、今年は9月11日に京都大学の総合博物館と成功大学博物館が
知識情報と出版物の共有をめざした覚書を交わしていて、これで日台の博物館提携は2例目
となります。心らから祝意を表します。
なお、十三行博物館のホームページには日本語版もあります。記からご覧下さい。
◆十三行博物館
新北市八里区博物館路200号
TEL:02-2619-1313
URL:http://jpweb.culture.ntpc.gov.tw/Default.aspx?wid=45a6f039-fcaf-44fe-830e-50882aab1121
◆宮崎県立西都原考古博物館
〒881-0005 宮崎県西都市大字三宅字西都原西5670番
TEL:0983-41-0041 FAX:0983-41-0051
URL:http://saito-muse.pref.miyazaki.jp/
十三行博物館、九州西都原考古博物館と姉妹締結
【Radio Taiwan International:2013年12月22日】
台湾北部新北市にある「十三行博物館」が23日、日本宮崎県の「県立西都原考古博物
館」と姉妹関係を締結する。新北市政府は、双方の交流強化を通じて比較的マイナーな考
古学の生活化、国際化を図ろうとしている。
新北市政府文化局は22日、「十三行博物館」は考古博物館に属し、世界各国の博物館と
交流を行い、考古学分野での専門的な議題の研究を進めることが主な使命だとしている。
文化局によると、九州は、日本のほかの地区と同じように、旧石器時代、縄文時代の遺
跡が数多くある。九州の東南に位置する、宮崎県は特に古墳時代の遺跡で知られている。
「西都原考古博物館」は、考古教育、インタラクティブ体験、学術交流の面で優れた実績
があり、バリアフリーの空間の構築にも力を入れている。これは「十三行博物館」の目標
と一致しているという。
文化局は、「十三行博物館」と「西都原考古博物館」との姉妹関係の締結により、情報
を交換、互に訪問し、各種の活動を行うことで国際的視野を広げると共に、考古学の研究
をさらに進め、考古学をより生活に密着させることができるよう期待した。