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 講師紹介をする
唐沢副支部長。

 今講演会の立
案と講師依頼を
担当。
 「台湾人生」へ
の思いを語る。
 自己紹介をする蕭錦文さん。
酒井充子さんが自己紹介を終
え、マイペースで話す蕭さんに
思わず笑みがこぼれながらも
「蕭さん、挨拶ですよ」と一言。
「これは失礼しました」と蕭さん。
なかなかの良いコンビに会場
が和む一場面でした。
 映画「台湾人生」は、かつて日本人だった台湾の方々を訪ね歩くドキュメンタリー。 現在、東京で上映中ですが、予想を上回る来場者に上映
期間を延長。 名古屋では、一般上映日程は決定していませんが、9月に「ウィルあいち」にて映画祭がおこなわれることになっています。
 北海道新聞記者を経て映画「台湾人生」を制作した酒井充子さん。
 はじめて台湾へ行ったのは1998年。台湾映画「愛情バンザイ」というビデオを観て、
その舞台となっている台北を見たいと思い、当時は、新聞記者をしていたので、夏休み
に出掛け、それから九份という街へ行き、その帰りに、バス停にて日本語で話しかけて
くる老人と出会い、しきりに日本人恩師のことを語ってきました。
 バスが来たので乗ってしまいましたが、それが大きな後悔になる。「もっと話を聞い
ていれば」「もしかしたら恩師を探すことも出来たかもしれなかったのに・・・」と。
 帰国後、台湾のことを調べ、それまで台湾のことをまっらく知らないできた、自らの反
省を込めて制作したとのことだそうです。
 蕭錦文さんは、志願兵としてビルマ戦線を経験した方でこの日は83歳。
 台湾総統府と228記念館にてボランティアで開設をされており、愛知李登輝の間
でもいわゆる「超有名人」。ちなみに先の第4回台湾研修ツアー初日食事会で会食
の栄に浴しましたが、最終日も政権交代となった総統府を見るために蕭さんからの
ご案内を頂戴しました。
 酒井さんと蕭さんの出会いは、2007年、台湾人生の撮影が既にはじまっていた
時に両親を連れて台湾総統府へ見学に行ったときに案内してくださったことが始ま
り。その後、蕭さんが有名人であることを知ったそうです。
 当時、蕭さんは、必ず教育勅語を見学者に渡された。
 教育勅語は軍国主義と言われたが、そんなことはひとつもない。素晴らしい内容なのに廃止されたことが残念でなら
ず、この良い教えを日本人に渡すことにしたとのこと。
 国を愛すること、父母祖先を大切にすること、勉学に励むこと。
 蕭さんは「今の日本はこの良さが欠けてる」と訴えかける。

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