_永山英樹氏を囲んでの学習会_
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永山英樹 (ながやま ひでき)
昭和36年埼玉県生まれ
法政大学法学部卒
台湾研究フォーラム会長
日本李登輝友の会台湾正名推進本部長
著書「日本の命運は台湾にあり」等
 名古屋では最終となる正名街頭署名を飾るべく、台湾研究
フォーラム会長、永山英樹氏を囲んで「運動」に関する勉強会
が行なわれました。
 永山氏は黄文雄氏が称える行動派で、自身のブログ「台湾
は日本の生命線!」を日々更新しながら、次なる運動を常に
考察しながら実行に移しています。
 この度は、そのような永山氏の活動経験をもとに、一般の人
達が出来る、または、やる気が起きてくるお話しをしていただき
ました。
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 台湾人は、日本人に力を与える「何か」を持っています。作家
の司馬遼太郎さんは、日本の軍部に対し批判的ですが、「台湾
紀行」において「日本語が話せる台湾人がいる限り、台湾を訪ね
たい」と述べていますが、それもまた、台湾人が日本人に与える
「力」に触発されたのではないかと思います。
 そんな台湾人の持つ日本人に力を与える「何か」に私も触れる
機会があり、台湾が今の日本を変える、また、日本にとって台湾
が「生命線」であると直感し、以降、台湾問題に取り組むようにな
りました。
 「生命線」という言葉を使ったら先輩から「それは、戦前に使われた言葉だよ」と言われました。 確かに
「朝鮮」さらには「満州」、これは戦前の日本にとって「生命線」といわれました。 それは、当時ロシアが最
大の脅威であった日本にとって、まず、近代化を朝鮮に持ちかけたが、朝鮮は、清の許可なく出来ないこ
とから、日清戦争を経て朝鮮を独立させ、その後、ロシアとの戦争により満州を生命線とした。 ご先祖様
は、そのようにして日本を護ろうとした。 今日の脅威は中国であり、もし台湾が中国に獲られるようなこと
があれば、日本がいかなる危機に晒されることになるか、この場の人たちにはご理解できると思います。

 台湾は、第二次大戦後、日本が領有を放棄
しましたが、中国に対し割譲はしていません。
カイロ宣言は、条約ではありません。日本は、
判を押しておらず、このことをはっきり言えば、
中国が主張する台湾領有の根拠がないことが
世界に知らしめることが出来ます。
 しかし、95年中国によるミサイル演習が行な
われたことから、中国の「本気」を察知した、米
クリントン大統領は、中国の台湾領有を認めな
いものの、台湾の独立を支持しない声明を出し
日本の橋本政権以降、それに追随する姿勢を
とっています。 鈴木宗男議員が、最近の政府
の媚中姿勢に「いつから台湾が中国の一部と
なったのか」という質問がありました。 政府はそれに何も答えることは出来ません。しかし、中国は朝貢はた
また冊封という方法で、利害関係を持たせ日本の議員やマスコミにも影響力を持っています。 私は、各政党
に「台湾は中国か」という質問をしましたが、どの政党も明確には答えず、政府見解に帰属すると言いながら
中国と答える不見識なところもあれば、最初から「中国」と言い切り反論したら怒ってきたところもありました。
 マスコミもまた、台湾を中国の一部と思わせる放送の仕方をすることから、私は「朝鮮人になろう」と考えまし
た。マスコミは朝鮮のことをあまり取り上げません。それは、強い抗議があるからで、下手なことが言えない事
を知っているからです。 そこで台湾についても同様に下手なことが言えない様に持っていく方法をとり、最近
その功が成されてきたという印象を受けます。

 日本にとって脅威である中国ですが、ならば、中国を弱くすれ
ば良いと考えました。 それは、チベット、ウイグル問題であり、
また、台湾と日本の同盟。そして日本の軍国主義の復活。中国
は、それを一番恐れています。
 チベットもウイグルも人権問題であり世界が注視して抗議もし
ています。また、台湾については、例えば日本で歴史認識につ
いて提唱すると必ず、反論してくる人がいますが、台湾問題にな
ると反対してくる人は少ない。それだけ台湾問題は、受け入れ
られやすい。

 中国を脅威と感じているのは韓国も同様です。 そこで台湾・チベット・ウイグル・韓国・日本が連携できるよ
うな魅力のある運動を提案して行きたいと考えています。
 ご先祖様が命を賭けた大東亜の戦いは、欧米列強から身を護る戦いでしたが、現在は中国の脅威に晒さ
れるアジア地域を護る戦いであり、運動は、まさに当時からの戦いの継続にあるものなのです。

 永山氏による講義は期待以上のものでした。スペースの関係上、簡単な流れにしていますが、ブログ「台湾
は日本の生命線!」において、永山氏の活躍が分りますので是非御覧ください。
「台湾は日本の生命線!」

また、街頭署名は終了しましたが、中国傾倒した政治家やマスコミは後を絶たず、国籍表記もまだ、油断は
できません。 引き続き、新たな運動展開をして行きたいと考えていますので、今後ともご協力のほどお願
い申し上げます。