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井沢元彦氏講演会  続き

 中国農村部では石炭を焚く。石炭がない人は、木を燃やす。そのために森林が破壊され、砂漠化し、黄砂となって日本にやってくる。
気象庁が渋々発表した。 「その黄砂に大気汚染成分が含まれている」「光化学スモッグの発生は中国の大気汚染が原因」しかし、こ
のことが大きくニュースで取り上げられていない。これは不思議である。 北京オリンピックで日本の企業は大きなスポンサーになって
いる。 「中国の機嫌を損ねてはいけない」という力がはたらいている。 リチャード・ギヤという俳優が、以前よりチベット問題について、
また、台湾が独立したら武力行使をするという法律に対する非難をしている。 チベット以前にダルフール問題がある。 欧米は、チベッ
ト以前より、ダルフール問題から、中国に対し非難しているが、日本は、そのことに関して殆んど何も言っていない。 隣だから、そうな
ってしまうのだろうか? しかし、大気汚染で直接的に大きな被害がでるようになれば、中国に対し、物申す政権が出来るであろう。
もっとも中国はしたたかだから、「大気汚染が酷くなったら、日本も大変だから、日本も技術を出せ、金を出せ。それで解決しよう」と、い
ってくることだってある。 それについても毅然とした対応をする必要がある。 この間のガス田のような対応をしてはいけない。日本人が
世界が、「中国はおかしい」ということになったところで、中国に対して、強硬に物申す政権が出来れば、総理の靖国参拝も復活する。
それができるようになって、日台関係が新しいステップを踏み出すことが出来る。 台湾は独立の道を歩んだ方が良いとは思うが、もし、
中国が崩壊し民主化の道を歩んだならば、流れによっては、民主化の先輩として台湾がイニシチアブをとることもできる。 人の心は分
からないが、今の総統の奥底には、独立なんて小さなことではなく、飲み込まれるのではなく飲み込むくらいの考えがないともいえない。
近代史以前の社会では、権力を取って代わる相手は殺すか牢獄にぶち込む。逆に政権を獲られたら殺されるかぶち込まれる。 野党は
存在しない。 現代社会では、政権が変わったからといって前政権が殺されることはない。それが文明国。 中国にはまだそれがない。
それでは、いずれ「中華人民共和国」としての中国は崩壊する。持つ筈がない。 中国人を一番殺したのは、中国共産党である。 文化
大革命で2000万人が殺されている。
では、崩壊を待っていればよいのかというとそれも難しい。 それにも規模がある。 ソ連の崩壊は、内乱や大戦になる可能性もあった。
ロシアとウクライナ、どちらも核があって戦争になることもありえたが、上手くソフトランディングが出来た。しかし、中国がそのように上手
くいくか。 今、我々が出来ることは、国内を固める。中国に対しものが言えない今の政権ではダメである。 日本のキリスト教徒はどちら
かと言えば、靖国には否定的である、それが中国を利することになっている。
しかし、人類は学習し進歩する。 日本は、民主党に政権が移ったら自民党は殺されるかといえば、そうではない。200年前ならば殺され
た。 今は、それが常識である。いずれ中国もそれが常識になる。 複数政党制となって文明国となっていけば、今の日本と台湾がどうだ
・・・とか言わなくなる。 あまり「ばら色」と言ってはいけないが、それに向け、我々は、心して前に進むことが大切だ。
応答要約
○中国の崩壊は、ソ連崩壊より、社会経済への影響が大きい。それが米国が
台湾より中国にシフトしかける理由がある。
○崩壊し食料がなくなると、略奪や戦争になることもある。日本の古古米が、
役に立つ。
○日本が東アジアと共通歴史認識を作るには時期尚早。嘘の歴史から質す
必要があり、欧州のようには行かない。
○拉致事件が、一般に知らられたのは最近のこと。放置して、報道してこな
かった日本の古いマスコミも崩壊の時期に来ている。
○日本の原発技術が互恵戦略として使える。中国が自分で原発を作れば、
毒入りギョーザのような壁がダンボールなんてのを作りかねない。