【産経記事】「今日の香港は明日の台湾、明後日の沖縄」 蔡英文後援会、日本で来月発足

【産経記事】「今日の香港は明日の台湾、明後日の沖縄」 蔡英文後援会、日本で来月発足
趙中正会長、中国の脅威に警鐘
【産経新聞3面:2019年8月30日】
https://special.sankei.com/a/international/article/20190828/0002.html

 来年1月の台湾の総統選に、与党・民主進歩党から立候補する現職、蔡英文氏を応援する「日本 蔡
英文後援会」が9月1日に発足する。在日台湾人組織を束ねる全日本台湾連合会の会長で、実業家の
趙中正氏が総会長に就任する予定だ。趙氏は28日までに産経新聞のインタビューに応じ、後援会を
立ち上げた理由について「台湾の自由と民主主義を守るため」と述べた。

 趙氏は台湾の現状について「中国にのみ込まれるかどうかという危機的状況にある」と発言。そ
の上で、蔡氏以外の候補者は中国と深い関係にあり、当選すれば台湾が中国の影響下に入る可能性
があると語った。

 中国の抑圧と浸透に抗議する香港のデモにも言及し、「共産党の牙は香港の次に必ず台湾に向
き、その次は日本だ。今日の香港で起きていることは明日の台湾、明後日の沖縄で起きうる」と指
摘。香港と台湾の危機は日本人にも決して人ごとでないと強調した。

 米中貿易摩擦の激化については、台湾や日本が米国と行動を共にする重要性を説き、「中途半端
な動きをしたら、米国の信頼を失う」と指摘した。

 趙氏は日本政府に期待することとして「米国にある『台湾関係法』のような、台湾との付き合い
方を明記する法律をつくってもらいたい」と述べた。また、中国の圧力で台湾のトップが訪日でき
ない現状に触れ、「蔡英文氏が最近、何度も訪米したようなやり方で日本訪問を実現したい」と
語った。(矢板明夫)

=7面に関連記事

              ◇     ◇     ◇

趙中正氏
1944年、モンゴル・チチハル生まれ。日本大学法学部卒業後、南カリフォルニア大学大学院留学。
1969年にオアシス商事を創立し代表取締役に就任。台南出身の父親の影響を受け、青年期から台湾
の民主化運動を支援。蒋介石独裁体制下の“ブラックリスト”に登録され、長年台湾に戻れなかっ
た。2017年6月から全日本台湾連合会の会長を務め、2019年3月から日本李登輝友の会常務理事。

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趙中正氏インタビュー詳報
蔡英文氏「立ち寄り」で訪日を 中国の影響下に入れば台湾の自由失われる
【産経新聞7面:2019年8月30日】

 9月1日に発足する「日本 蔡英文後援会」の総会長に就任する予定の趙中正氏は産経新聞のイン
タビューで、「蔡英文氏の早期訪日を実現したい」と強調した。主なやりとりは以下の通り。(3
面に関連記事)

── 台湾の総統候補は複数いるのに、なぜ蔡氏を支持するのか

趙氏 今の台湾は、中国にのみ込まれるかどうかという危機的状況にある。蔡氏以外の総統候補
 は、中国と水面下で深い関係を持ち、中国との関係強化などを主張している。香港で起きている
 ことを見れば分かるように、台湾が中国の影響下に入れば、私たちの先輩が命がけで勝ち取った
 自由と民主主義が失われかねない。故郷台湾の将来を心配する私たちには、中国との対決姿勢を
 示す蔡氏という選択肢しかない。

── 香港のデモをどう思うか

趙氏 中国に返還された後の香港には一度も足を踏み入れていない。共産主義の本質は人々の自由
 を抑圧することだと考えているので、なるべく接触しないよう心がけている。今の香港では私の
 懸念していたことが現実になったといえる。大変悲しい。香港の若者たちが自分たちの自由を守
 るため、勇気を振り絞って立ち上がり、中国の強権政権と対決している。台湾人として彼らを応
 援しなければならないと考えている。

  日本人にとって香港で起きていることは決して人ごとでない。中国の拡張する野心はとどまる
 ところを知らない。共産党の牙は香港の次に必ず台湾に向き、その次は日本だ。今日の香港で起
 きていることは明日の台湾、明後日の沖縄で起きうる。香港の若者を応援するのは自分を守るこ
 とだ。

── 米中貿易戦争は台湾にとってチャンスか

趙氏 チャンスだが、対応を間違えれば危機かもしれない。軸足をぶれさせず、しっかりと台湾の
 立ち位置を守ることが大事だ。日本にも言えることだが、米国と同じ自由主義陣営に属している
 のだから、米国と同じ立場に立つことが当然だ。例えば、米国が中国通信機器大手、華為技術
 (ファーウェイ)を排除すると言ったら、すぐ同じ行動を取らねばならない。

  その意味で、蔡政権はよくやっている。目の前の損得を考えて中途半端な動きをしたら、米国
 という最も重要な仲間の信頼を失う。今回、中国に向き合う米国の姿勢は真剣だ。共和党も民主
 党もマスコミも世論も皆、中国に厳しい論調だ。

── 日本に期待することは何か

趙氏 日本に70年以上も住んでいる私は、日本人の台湾人に対する誠実さにいつも感謝している。
 台湾で地震が起きたとき、安部晋三首相に「台湾加油(頑張れ)」という暖かいメッセージを
 送っていただいたことに感動した。日本政府に期待するのは、アメリカにある「台湾関係法」の
 ような、台湾との付き合い方を明記する法律をつくってもらうことだ。

── 後援会はどんなことをするのか

趙氏 米国、欧州、東南アジアの台湾人団体と連携し、蔡氏や台湾の声を世界に発信していきた
 い。同時に、日本社会で台湾に対する理解を深めたい。最も実現したいのは、蔡氏の早期訪日
 だ。
  今、中国の圧力で台湾のトップは訪日できない。しかし最近、蔡氏は何度も米国を訪問し、米
 国の政治家と面会したり、大学で講演したりした。他の国を訪問する途中に立ち寄るというやり
 方だが、同様に蔡氏の訪日を実現させられるのではないか。日本と台湾の政治家に働きかけてい
 く。

(聞き手・矢板明夫、協力・池雅蓉)


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