中国・ロシア同盟がアメリカを滅ぼす日
著者:  北野幸伯(まだ三十代の国際関係アナリスト)
出版社:草思社 金額:1500円(税別) ページ数:254

(面白い点)
現在の世界を、幕末になぞらえて分析。我々日本人に
とっては実に腑に落ちる解析となっている。

米国:幕府  日本:その天領  欧州:譜代大名
中国:外様の薩摩藩  ロシア:外様の長州藩
これらの国さえ、とりあえず押さえておけば、世界の動
きはわかる!というユニークな視点。
維新も、結局は、薩長土肥以外は、無きが如しだった
のと同様。

今後の動きについても、いくつかのシナリオライティング
をしてみせており、その中で、日本がどう振舞っていくべ
きかという提案も行っている。非常にわかりやすい立論
なのが特徴です。
買って、読んで、損無しの新刊本です。    by MAQ