みんなで考えよう 世界を見る目が変わる50の真実
 草思社発行\1.400+税
 
 当支部の上品な名物幹事T・K女史がおすすめするこの本。
何が名物かというと一言では表現できないが当会のアイドル
的存在。
女史いわく「読めば、目からウロコ」だそうだが、そのコメントを
いただこうとお願いしたら「これを読んで」と帯封をくれた。
何とアバウトな、ウーム、さすがは、名物女史、人使いが○○・・・
 世界各国が持つ意外な事実を題材に
して読者に考えさえる展開。
 最初の題材は「日本女性の平均寿命
は85歳。ボツワナ人の平均寿命は34歳」
この時点で「ボツナワは何処」という人も
いると思う。そして「●ローマ人は20歳を
過ぎたら老人?」とくる。勿論、現代の話
ではなく2000年前の話。今のような文明
の利器が無い時代、当時、最高の栄華を
誇ったローマでさえ、この数字である。
 つまり、生活環境や医療の充実が平均
寿命を伸ばす要因であることが理解でき
る。「どうしたらみんなが長生きできるの
だろうか」と考えさせる。まさに授業だ。

他では「ブラジルには軍人よりも化粧品の
訪問販売員のほうがたくさんいる」。
 著者にとっては意外なことと思われるが
自力で防衛してこなかった日本ではピン
と来ないかも知れない。(残念ながら現実)
しかし、この項目中「ジャングルで化粧品を
売る女性たち」は興味を引く。
 意外な事実から好奇心を持たせる。
なるほど、K女史の言わんとすることが理
解できた。

文責:WATANAVI