11月11日、芝山巌・六士先生の1人「関口長太郎先生のご生誕を祝う会」を初開催

11月11日、芝山巌・六士先生の1人「関口長太郎先生のご生誕を祝う会」を初開催
身を捨てて台湾精神をそだてた郷土の偉人・至高の教育者

 台湾・芝山巌(しざんがん)教育に身を投じ、匪賊に殺害された六氏先生のお1人、関口
長太郎先生は、初代西尾小学校校長でもあります。

 日清戦争後、台湾教育を託された伊沢修二先生の選任で全国から選ばれた関口先生ら6名
は、渡台後、台北より北12キロの地にある景勝地、芝山巌にて寺子屋方式の教育を始めら
れました。

 明治29年、正月1日に暴徒により悲惨な死を迎えますが、六氏先生の志は台湾全土に育っ
ています。今回の東日本大震災時においても台湾から200億円を越す募金が集まるほど、親
日的な国として台湾があるのもけっして無縁ではありません。

 関口先生のご生誕は今から152年前、幕末安政6(1859)年11月11日のことです。生命以
上の価値としての教育を身をもってお示しくださった先生の精神は今の世に、今の日本に
こそ必要なものであると確信いたします。

                       記

◆日 時:平成23年11月11日(金)11時45分集合 式典開始:正午(終了:1時予定)

◆場 所:関口長太郎先生石碑前
       愛知県西尾市 西尾城公園東端 西尾小学校西隣

◆内 容:式典及び会食
      *希望者はその後墓のお参り

◆参加費:無料

◆主 催:愛知の教育を考える会

◆連絡先:電話 0564(54)8055
     携帯 090・8554・0817(杉田謙一)


台湾教育 芝山巌教育の烈士をおもう

                       愛知の教育を考える会  杉田 謙一

 文部省学務部長心得であった伊沢修二(元愛知師範学長)は、初代の台湾総督の樺山資
紀に、教育を最優先すべきと具申し、七人の志ある人材を連れて台湾にわたった。楫取(か
とり)道明、関口長太郎、中島長吉、桂金太郎、井原順之助、平井数馬氏である。先生達
は、台北市内、士林の芝山巌に学校を開設し教育をはじめた。この六名が非命に倒れられ
たのである。

 このような六先生の教育に対する情熱、精神は多くの人々に感銘を与え、その精神は「芝
山巌精神」と称され、人々の間に語り継がれるようになった。台湾では。残念ながら郷土
ではそのご業績がまったく語られていない。それが悲しい。

 なくなられた直後には碑文を立ててその業績を教師がたたえてきたが、わたしが探し当
てた昨年には、碑文もコケでほとんど読めない状態でした。それをきれいに整え、時折掃
除して来ました。市に応援を頼みましたが否決されました。以下そのときの陳情書です。


台湾芝山巌教育の先駆者 関口長太郎先生ご生誕150年を祝い慰霊顕彰の記念行事開催の陳
情書

                                 平成22年5月21日

西尾市議会
 議長 杉崎眞一郎 様

                           (陳情者)岡崎市上和田町
                                   杉田 謙一
(陳情の要旨)

 西尾小初代校長関口長太郎先生の台湾芝山巌教育のご業績を将来にわたってたたえ、伝
えるために、市および教育委員会としてご業績顕彰の取り組みをされることを陳情いたし
ます。

(陳情の理由)

 文部省学務部長心得であった伊沢修二(元愛知師範学長)は、初代の台湾総督の樺山資
紀に、教育を最優先すべきと具申し、七人の志ある人材を連れて台湾にわたった。楫取(か
とり)道明(吉田松蔭の甥)、関口長太郎、中島長吉、桂金太郎、井原順之助、平井数馬
各氏であります。先生達は、台北市内、士林の芝山巌に学校を開設し教育をはじめた。こ
の六名が非命に倒れられたのです。明治29年元旦のこと。

 このような六先生の教育に対する情熱、精神は多くの人々に感銘を与え、その精神は「芝
山巌精神」と称され、台湾の人々の間に語り継がれるようになっている。

 残念ながら郷土西尾市ではその先生のご業績がほとんど語られていません。

 昭和5年には台湾に芝山巌神社が創建され、六氏先生をはじめとして、台湾教育に殉じた
人々が、昭和8年までに330人祀られた。そのうち、台湾人教育者は24人を数えた。また、「六
氏先生の歌」がつくられ、時の首相、伊藤博文揮毫による「学務官僚遭難之碑」も建てら
れるなど、六氏先生の精神は台湾の学校教育の原点となっていったのである。

 ところが、戦後、台湾に乗り込んできた国民党は、神社、石碑、日本人の墓を次々と破
壊、この碑も倒され、そのまま野ざらしにされた。

 しかし、李登輝政権の誕生、陳水扁台北市長の誕生と、一連の台湾民主化の動きが進む
中で、六氏先生の精神を復権する動きも高まり、芝山巌学堂が開かれて満百年にあたる平
成7年には、芝山巌学堂の後身である士林国民小学校で、日本からも多くの卒業生、遺族、
教育関係者を迎え、開校百年記念祝賀式典が盛大に開かれた。

 また同年1月1日には、同小学校卒業生有志によって、「六氏先生の墓」が新たに建て直
され、その後さらに「学務官僚遭難之碑」も再び建て直された。 墓標の右側に「一八九
六年卒」と没年を、左側には建立者の名前として「一九九五年一月一日壱百周年紀念士林
国小校友会重修」と記されている。

 本年は先生のご生誕150年の記念すべき年であります。ぜひこの年を機に西尾市民の誇り
としての先生の顕彰をおこなっていただきたい。


 関口家は跡継ぎもなく、お墓もやっと見つけましたが、朽ち果てる寸前。無縁仏の塚に
入れると住職が言って見えましたので、何とかしたいものです。

 11月11日が先生のお誕生日ですので、今年から祭礼を行なうことにいたしました。もし
近くでご参加いただける方が見えましたらお越しください。また、他の諸先生のことが分
かりましたら資料をいただければ幸いです。

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