馮寄台代表から本会の「高金素梅議員の靖国神社騒擾事件に関する要求」に返答

馮寄台代表から本会の「高金素梅議員の靖国神社騒擾事件に関する要求」に返答
去る8月11日、台湾の国会議員である高金素梅氏が靖国神社を不意に強襲し騒擾事件と
いう不逞行為を起こし、日台の信頼関係を著しく損ねた。

 これに対して本会は8月19日、小田村四郎会長が台北駐日経済文化代表処の馮寄台代表
宛に「高金素梅議員の靖国神社騒擾事件に関する要求」をしたため、翌20日、柚原正敬事
務局長と永山英樹理事が代表処に持参した。

 本誌でもお伝えしたように、馮寄台代表が不在だったため、柚原事務局長は窓口となっ
た政治部副部長に対してその文面を読み上げ手交した。そして、日本では靖国神社を支持
する人々と台湾の台風被害に義援金を出す人々がほぼ重なっていることを説明し、高金素
梅議員が2度とこのような日台の信頼関係を損ねるような事件を起こさないよう、馮寄台
代表は日本国民に分かるよう何がしかの返答を表明するよう要求した。副部長は、要求の
文面は外交部に必ず届けて報告することと、馮寄台代表から何らかの返答をしてもらうこ
とを約束した。

 馮寄台代表からの返答はなかなか届かなかったが、先週末の16日、ようやく届いた。返
答をいただいたことに御礼を申し上げたい。返答には「貴会のご意見とご要望を早速本国
へ報告いたしました。しかるべき検討がなされると思います」とある。どのように検討さ
れているのか、いずれ確認したい。

 なお、「返答」には永山理事を台湾研究フォーラム会長としているが、台湾研究フォー
ラムは抗議書も要望書も提出していない。日本李登輝友の会と台湾研究フォーラムはまっ
たく別の組織であり、お互いの運営に没交渉だ。永山氏は日本李登輝友の会理事として
「要望書」を持参していることを書き添えておきたい。

 下記に馮寄台代表からの「返答」を掲載し、改めて本会からの「高金素梅議員の靖国神
社騒擾事件に関する要求」をご参考に供したい。

                      (日本李登輝友の会事務局長 柚原正敬)


拝啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

 本年8月20日、貴会柚原事務局長並びに台湾研究フォーラム永山会長が来処し、8月
11日に我が国高金素梅立法委員の靖国神社における行動について所見を述べたうえ、貴
会長の8月19日付け書簡を本処に渡しました。

 貴会のご意見とご要望を早速本国へ報告いたしました。しかるべき検討がなされると思
います。

 今後とも台日関係が更に深まるよう共に努力邁進出来る事を切に願っております。
                                      敬具

 平成21年10月15日

                            台北駐日経済文化代表處
                            代表 馮 寄 台

日本李登輝友の会
小田村 四郎 会長 殿


高金素梅議員の靖国神社騒擾事件に関する要求

 貴国の国会議員である高金素梅氏が八月十一日、約五十名もの群集を率い、境内持ち込
みを禁止されている横断幕や写真パネルなどを手に、台湾出身戦歿者を含む二百四十六万
余の英霊を祀る神聖なる靖国神社境内に足を踏み入れた。そして拝殿に登ろうとしたり、
制止しようとした同神社職員に怪我を負わせるなどの騒擾事件を惹き起こしたことは、戦
歿者の英霊への許しがたい冒涜であるとともに、戦歿者遺族を含む日本国民の心をこの上
なく蹂躙するものであった。

 これは貴国政府としても看過できない事態であるはずである。例えば日本の国会議員が
台北の忠烈祠を冒涜する行為に出たことを想像されたい。その際貴国政府は、日本政府に
対して無言でいられるだろうか。

 中国の反日行動に歩調を合わせたこの議員の不逞行為は、日本を侮辱し自国の名誉を傷
つけ、まさに中国が対日本、対台湾の戦略上において希求してきたが如く両国間の信頼関
係を著しく後退させたのであった。

 そこで日台関係の増進を目指して活動を展開している本会は、高金素梅氏に謝罪させる
ことや、二度とこのような不逞行為を起こさせないことを含め、日本国民に対して誠意あ
る態度を示されんことを、貴国政府に対して強く求める。

 平成二十一年八月十九日

                             日本李登輝友の会
                               会長 小田村 四郎

台北駐日経済文化代表処
代 表 馮 寄 台 殿

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