第15回「台湾李登輝学校研修団」レポート(1)  佐藤 和代(本部事務局)

第15回「台湾李登輝学校研修団」レポート(1)  佐藤 和代(本部事務局)
第15回目となる日本李登輝友の会の「台湾李登輝学校研修団」は、5月7日から11日の4泊
5日の日程で行われました。

 団長は研修団一期生で理事の松澤寛文(まつざわ・ひろぶみ)さん、副団長はこれまで3
度さんかしている齋藤眞博(さいとう・まさひろ)さん。そして20代から80代(最年長は
88歳)の個性的な39名が台湾の地に集合しました。今回は女性参加者が9名で、回を重ねる
ごとに増えているように思います。女性の私がいうのもおかしいかもしれませんが、女性
がこれだけ入ると、研修団の雰囲気もよくなっているような気がします。

 3月11日の東日本大震災から約2カ月。大きな痛手を受けた日本に台湾はすぐに支援の手
を差し伸べてくれました。義捐金も世界一。困った時に助けてくれる友人が真の友人と言
われますが、まさに台湾はその通りの親友の国です。

 今回の研修団には、被災地宮城から痛みを背負いつつも2名が参加しました。台湾への感
謝と日台の繋がりの深さを学ばれたようです。

 2日目と3日目は野外研修で、烏山頭ダムを訪れた後は澎湖島へと向かいました。第12回
研修団で金門島に行きましたが、それに続く離島巡りです。烏山頭ダム、澎湖島ともに日
台の絆をしみじみと感じました。

 先生方のご講義も充実していました。講師陣はベテランの方から初めてお招きした方ま
で多様であり、お話から台湾の新たな面を教えていただきました。

 ただ一つ、そして最大の落胆は、李登輝校長の休講でした。研修団が訪れる直前にお風
邪を召されたのです。ご高齢であり無理は禁物で大事をとられました。研修団一同がっか
りしましたが仕方ありません。気を取り直し、そして一日も早い李登輝校長のご回復を祈
りつつ、研修へと臨みました。

■ 第1日目(5月7日) 李登輝校長の休講に落胆するも

 日本各地そして台湾から研修生が宿泊先である新北市淡水のホテルに集合し、研修の行
われる群策会ビルへと向かいました。

 始業式では群策会の王燕軍・秘書長より挨拶をいただきましたが、その際に李登輝校長
の休講が告げられました。一同落胆したことは最初に述べた通りです。

 最初の講義は、李明峻先生(新台湾国策シンクタンク副執行長兼研究部主任。専門は国
際法、国際関係論、国際政治史)の「アジア新情勢における台日関係」です。

 世界の中心になりつつある東アジアは未だ冷戦状態で、台湾の位置は中国からの脅威を
受けざるを得ない運命にあり、台湾と日本は運命共同体にあるのだという内容でした。

 李明峻先生の持論は「台湾の国連加盟をまず達成し、その後、主権国家と認められるよ
う努力すべき」というものです。それに対して研修生の1人が「国連に加盟できるのは、そ
もそも主権国家なのだから、それは順番が違うのではないか」との疑問が出されました。

 しかし、李明峻先生は、国家として承認されることと国連加盟の違いについて、コソボ
や北朝鮮の例を挙げ、コソボはアメリカやイギリス、日本など70カ国が承認しているのに
国連に加盟できていない、一方、北朝鮮はアメリカや日本は承認していないものの74カ国
が承認して国連に加盟している、だから台湾も国連加盟をまず目指すべきと理由を述べま
した。

 その後、研修団一行は研修会場から程近い夕食会の会場の海鮮料理のおいしい「海中天」
へ。そこへ、前日帰国されたばかりの阮美[女朱]さんが出席されました。80歳を過ぎてな
お若々しく、女性なら誰でもが憧れる存在でもある阮さんです。2・28事件の真実の究明に
半生を捧げた阮さんですが、音楽、ドライフラワーなどの芸術にも通じ、いつも話題が豊
富なので、人気者です。

 今回の研修団では3回もお姿を見せられることになりました。       (つづく)

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