知られざる日台融和の祭典【下】 [青森日台交流会 阿貴]

知られざる日台融和の祭典【下】 [青森日台交流会 阿貴]
青森県大間町の「天妃祭」に参加して

 去る7月15日、16日、マグロで有名な青森県大間町において天妃(媽祖)祭が開催され
ました。本誌で何度か参加募集の案内を掲載したこともあり、昨年に倍する20名が参加
しました。

 日本李登輝友の会本部からは永山英樹理事(青森県支部担当)と片木裕一理事が参加
していますが、同じく理事で秋田県支部準備会代表の千葉文士氏、台湾李登輝学校卒業
生の飯田義人氏や小田浩氏なども参加しています。

 昨日、阿貴こと出町淑貴さん(青森日台交流会事務局長・青森李登輝友の会事務局次
長)がそのレポートをブログで発表していますので転載してご紹介します。長文ですので
2回に分けて掲載します。

 なお、ブログでは写真をたくさん掲示して、楽しかったお祭りの様子を伝えています
ので、こちらもぜひご覧ください。                  (編集部)

■ブログ「青森日台交流会&青森李登輝友の会」
 http://shukuei.blog19.fc2.com/blog-date-20070731.html


知られざる日台融和の祭典−青森県大間町の「天妃祭」に参加して【下】

                             青森日台交流会 阿貴

3、神社→海上→行列と祭りは盛りだくさん

 今年(平成19年)は7月15日18:00〜19:00が宵宮祭。翌17日8:00〜9:00に本祭典が
行われました。

 この2日間の祈祷儀式は、大間町の稲荷神社で行われました。大間観光協会会長・大見
光男氏、町長・金澤満春氏を始め町議会議員、漁業協同組合などの方々が中心となって
行った。そして日本媽祖会、日本李登輝友の会、青森李登輝友の会、青森日台交流会な
どの日台交流団体も参列させていただきました。神主が祈祷し、獅子舞や囃子、笛や小
太鼓の神楽も鳴り響き、そして祈祷終了後に「御神酒振る舞い」が行われました。

 9:00から10:00までは海上での大漁祈祷が行われました。

 この日、港の船は鮮やかな大漁旗、マグロ幟で飾られました。神輿、媽祖本尊の分身
を一番前の船に乗せて、さぁ〜いざ出発です。我々日本李登輝友の会、青森日台交流会
は町議会議員・千代谷誠氏にお世話になりまして、特別に漁業組合の方の船に乗せてい
ただきました。

 15隻くらいの船が順番に輪になってまず港内を3周します。その後、沖合いに出て、ま
た3周します。漁船は沖合いで繋がってイカダ状態になって、それから「お札入れ」が行
われます。昔は水中に潜ってお札を納めた(石で札を押さえた)という話もあったそう
です。そしてしばらく船でお祝いをします。

 その後港に戻り、10:00〜10:30は、港の沿岸での祈祷が行われました。そしてメイ
ンイベントの「天妃様行列」は10:30〜11:30に行われました。

 先頭には神楽、神主で、行列の一式を持った町の方々、次は中型の人形を担いだ大間
町中学校の中学生、次は10人以上がかりによる「龍の舞い」、銅鑼や爆竹も鳴り止まな
い、そして千里眼と順風耳は媽祖を守るように、媽祖前に歩きます。我々は媽祖本尊の
分身の後について一緒に町をねり歩いた。

 天妃様行列の中で、一番目立つのは、千里眼(せんりがん)と順風耳(じゅんぷうじ)
と思った方もいるのでしょう。この2神はもともと悪神であったが、媽祖によって調伏さ
れ改心し、以降、媽祖の家来となりました。

 15日は台風が去った後なので、天候は望ましくなかった。16日の祭りは大丈夫でしょ
うかと皆様が心配していました。16日の朝になって、空を見たら、びっくりしました。
この青空はなんだ? 信じられなかった。奇跡だ! これも天妃様のご加護でしょう。
おかげで祭りは晴天に恵まれ、大成功で終わりました。

 大見先生の話によれば、平成8年から始まったお祭ですが、一度も雨に見舞われたこと
がないとのこと。また「天妃祭」を始めてから、「日本一大間マグロ」の知名度や、マ
グロの漁量が確実に上がったとのこと。

4、「日台融和」に感無量

 天妃様行列終了後、11:30頃、神社前で「もち振る舞い」が行われました。金澤満春
町長と組合の方々が大間町自慢の「マグロ絵入り」のトラックの上に立ち、おもちゃ、
お菓子、飴などを振舞いました。子供をはじめ、大人から年配の方まで「必死」で拾っ
てました。当然我々も「頑張りました」。

 もち振る舞い終了後、我々は大見光男先生、日本媽祖会と一緒に公民館の2Fでお弁当
を食べました。

 その後、本州最北端へ行き、観光とお土産を買ったあとに、また日本媽祖会と一緒に
バスに乗り、下北でお別れしました。我々は下北で「きらきらみちのく臨時快速列車」
に乗って野辺地へ、野辺地でそれぞれの帰り方向に別れ、解散しました。

 帰りまた台風のつめ跡の影響で、メンバーの方がまた駅でちょっと足止められました。
とても長かった1泊2日間の旅でした。

 「天妃祭」を知ったきっかけは、青森李登輝友の会支部長・大見光男先生が、出身地
である大間町で、「天妃様祭り」による町おこしを取り組んでいると聞いたのが始まり
でした。本州の最北端・大間町で台湾と関係ある祭りが行われていると聞いていただけ
で、驚きました。青森と台湾が繋がりがあったなんて知りませんでした。「日台融和」
の祭りに感無量でした。まだあまり知られていない、大間町の天妃祭ですが、もっとも
っと両国の交流が盛るといいですね。

 最後に、大間町まで行く交通から、宿泊、食事の手配など、何かなら何までお世話し
てくれた大間町観光協会の広谷亮介さんに心から御礼申し上げます。おかげで、私たち
のツアーは大成功となりました。                   (おわり)

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