柯徳三さんたちがNHKに「抗議と訂正を求める文書」を提出

柯徳三さんたちがNHKに「抗議と訂正を求める文書」を提出
昨日の本誌で、NHKがホームページに「『アジアの“一等国”』に関しての説明」を
掲載したことを伝えた際に、「NHKは『柯徳三さんや蒋松輝さんから抗議を受けている
ということはありません』と説明しているが、柯徳三さんたちがNHKに対して正式に抗
議文を郵送したことが最近になって明らかにされた」と書いたところ、もう少し具体的な
情報をという声が相次いだ。

 柯徳三さんはNHKに対して「NHK番組『JAPAN・デビュー』に対する抗議と訂
正を求める文書」というタイトルの文面を送っている。このことは、昨日(6月18日)放
送された日本文化チャンネル桜の中でも明らかにされているので、下記に「You Tube」動
画をご紹介したい。

 NHKは「『アジアの“一等国”』に関しての説明」で、4月6日に蒋松輝さんから送ら
れた御礼のメールだけ紹介しているが、実は「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」
に対する6月9日付の回答の中で、番組出演者である蒋松輝さんと藍昭光さんの連名で4月
22日に「ご参考まで」というメールが届いていたことを明かしている。

 この「ご参考まで」は、「人間動物園」「日台戦争」「漢民族」「中国語」の4点は
「別の表現が適切ではないか」という趣旨の内容なのだが、それは台湾人のNHKを慮っ
た婉曲的な表現だった。ストレートに訂正せよという要求はしなかっただけなのだ。

 だが、NHKは台湾の人々のこのような気持ちや配慮を理解しようともせず、議連への
その回答で、蒋松輝さんに連絡して「このメールが抗議やクレームではないこと」をわざ
わざ確認したと述べている。よほど出演者による抗議やクレームが恐いらしい。

 ところが、蒋松輝さんも藍昭光さんも、そして柯徳三さんも怒っていたのだ。婉曲に
「別の表現が適切ではないか」と書いただけなのである。なぜなら、柯徳三さんが自筆の
署名と印鑑を捺してNHKに郵送した「NHK番組『JAPAN・デビュー』に対する抗
議と訂正を求める文書」は、4月22日の「ご参考まで」とほとんど同じだからだ。柯徳三
さんだけではなく、藍昭光さんも自筆の署名と印鑑を捺して郵送している。

 そこには明確に「台湾での取材で、多くの意見が出たにもかかわらずそれを公平にとり
あげていなく、編集の偏向、歪曲がうかがえます」と書き起こし、「ことに下記の四つの
点の歴史解釈については、間違いであるとして此処に抗議と訂正を要求いたします」とし
て、「人間動物園」「日台戦争」「漢民族」「中国語」の解釈を示しているのである。

 近々、この「抗議と訂正を求める文書」の全文をご紹介するが、NHKはもう「抗議が
来ていない」と言い逃れはできない。

 昨日発行の「J-CASTニュース」は日本文化チャンネル桜の水島総社長の「NHKにイン
タビューされたご本人から、捺印された抗議文を預かっています。『日本に来て、抗議し
てもいい』ともおっしゃっています」というコメントも紹介しているので、下記に併せて
ご紹介したい。                             (編集部)

■1/4【台湾取材レポート】パイワン族の真実−大高未貴の報告・前編[桜 H21/6/18]  http://www.youtube.com/watch?v=LMC-AxhqZ74


「番組偏向」批判にNHKが説明文 抗議団体「これでウソが分かった」
【6月18日 J-CASTニュース】
http://www.j-cast.com/2009/06/18043513.html

 NHKの大型企画「シリーズ・JAPANデビュー」をめぐる波紋が拡大している。18
59年の横浜開港から、1945年までの日本の歩みを振り返るという趣旨の大型番組なのだが、
シリーズ開始直後から「自虐史観に基づいている」「インタビューの編集が恣意的だ」と
いった声が続出。「NHKの大罪」と題して新聞1ページを丸々使った意見広告が掲載さ
れたり、全国で抗議活動が行われたりもしている。これを受けて、NHKはウェブサイト
上に説明文を掲載したが、「番組に問題はない」とする内容で、批判は収まりそうにない。

「台湾人男性から抗議を受けている事実はない」

 批判を浴びているのは、NHKが2009年4月5日に放送した、NHKスペシャル「シリー
ズ・JAPANデビュー 第1回 アジアの『一等国』」。日本にとって初めての植民地で
ある台湾を、どのように統治したかを描いたものだ。

 その中で、台湾の先住民族を博覧会で「展示」したことを「人間動物園」として紹介し、
教育勅語を暗唱してみせる台湾人男性の姿も登場。さらに、台湾人を日本式に教育する
「皇民化教育」についても触れ、

「親日的とも言われる台湾に、今も残る日本統治の深い傷」

というナレーションも入った。

 この内容に対して、「偏向している」「自虐史観だ」との批判が相次いでいるのだ。

 「週刊新潮」が、4月23日号で「歴史歪曲と『台湾人』も激怒したNHK『超偏向番
組』」という特集を組んだほか、5月18日の産経新聞(東京本社発行最終版)には、丸々1
ページを使った意見広告が登場。

「NHKの大罪」

「NHKは日台友好関係を破壊するのか? 私たちはNHKスペシャル『JAPANデビ
ュー』の『やらせ』取材、歪曲取材、印象操作編集の偏向歴史番組の制作と放送に抗議し
ます」

といった文字がおどった。

 これまでNHK側は、記者会見や国会議員からの問い合わせに対して、「内容に問題な
い」との答えを繰り返してきたが、6月17日になって、番組制作の経緯を説明する文書を
ウェブサイトに発表した。A4で6ぺージにもわたるものだ。

 文書を発表した経緯について、日向英実放送総局長は会見の場で

「これまでも個別の問い合わせに対し丁寧に対応してきたが、視聴者の皆さまにも説明す
べきと考えた」

「特定の意図や歴史観に基づいて作っているのではないことをご理解いただきたい」

などと説明。「特定部分を切り取った」などと批判されているインタビューについては、

「台湾の方々へのインタビューについて、不適切な編集はありません。また取材や制作過
程においても問題はありません」

とした上で、インタビューを受けた2人の台湾人男性から抗議を受けている事実はない、
などとした。総じて、「番組に問題はない」との主張が繰り返されている。

インタビューされた本人から抗議文?

 これに対して、前出の広告の事務局を担当しているCS放送局「日本文化チャンネル
『桜』」の水島総社長は、

「この文書が公開されたことで、NHKの主張が全部ウソだったことが分かった。非常に
タイムリーで有り難い。実は、この問題をめぐる、3回目の台湾取材から戻ってきたばか
りなんです」

と息巻く。

「NHKは『抗議は受けていない』という回答を繰り返していますが、実はメチャクチャ
に怒っています。NHKにインタビューされたご本人から、捺印された抗議文を預かって
います。『日本に来て、抗議してもいい』ともおっしゃっています。さらに、『人間動物
園』で展示された青年の遺族が、当時の写真を見て『悲しい』と話している場面がありま
すが、本人に取材したところ、これは『懐かしい』という意味だと言うことが分かったん
です。つまり、『お父さんが懐かしい』という意味です。捏造どころではありません」

 水島社長によると、6月19日には、関係資料を揃えて国会議員とともに総務省を訪ね、
同省の見解を質すほか、6月25日には集団訴訟を起こす予定で、原告の数はすでに3050人
に達しているという。

水島社長は、

「これらの事実は『チャンネル桜』でも続々と放送していく予定です。NHKの会長が、
この事実を知ったら、顔を青くするのではないでしょうか」

と話している。

 なお、今回問題になっているシリーズは、すでに3回放送されており、第4回は6月28日
放送予定だ。タイトルは「軍事強国(仮)」だ。

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