日本への愛情 [衆議院議員 坂本剛二]

日本への愛情 [衆議院議員 坂本剛二]
李登輝前総統の願いは「自分の後に日本との関係を真剣に考えるアジア人」

 昨3月9日付の日本経済新聞文化面の「交遊抄」欄に、衆議院議員の坂本剛二氏が李登輝
前総統との交遊をつづっている。淡々とした筆の運びだが、しっかりと李前総統の思いを
伝えている。

 李前総統の親日の度合いが薄まっているなどと指摘する向きもあるが、李前総統と何度
も会いゴルフもしたことがある坂本議員の伝える姿の方が李前総統の真実を伝えていると
思うのは編集子だけではないだろう。

 ちなみに、坂本議員の略歴は以下の通りである。

坂本剛二(さかもと ごうじ)昭和19年11月2日、福島県いわき市勿来生まれ。福島県立磐
城高校を経て中央大学経済学部卒業。いわき市議会議員、福島県議会(3期)を経て平成2
年2月、衆議院議員に当選(連続6期)。衆議院財務金融委員会委員長や経済産業副大臣な
どを歴任し、現在、自由民主党国会対策委員会筆頭副委員長、国土交通委員会や日本国憲法
に関する調査特別委員会、政治倫理審査会に所属。
 台湾との交流は、日華議員懇談会の一員として何度も訪台して李登輝前総統や陳水扁総
統などと懇談を重ね、平成18年(2006年)8月には日華議員懇談会訪台団の団長として王金
平行政院長(首相に相当)や黄志芳外交部長(外務大臣に相当)と会見。

■坂本剛二氏ホームページ http://www.sakamotogoji.com/


日本への愛情 坂本剛二

【3月9日付 日本経済新聞 交遊抄】

 「奥の細道行脚にいきたいな」。昔からの友人である台湾の李登輝前総統はこう言って
いた。訪日した時は政治家とは一切会わないが、台湾の私邸を訪ねると実に雄弁だ。京都
大学の農学部出身で日本文化への思いは我々よりも強い。

 出会いは十五年ほど前、超党派の日華議員連盟での会食。幾たびか会ううちに名前で呼
んでもらえるようになった。見た目は好々爺(こうこうや)だが、話の中身は哲学者。語
る姿にすごみがあってひき付けられた。

 数年前、一緒にゴルフをした。八十歳を超えるのに百くらいのスコアで回る。基礎がし
っかりしているのだろう。ドライバーでも百五十ヤード程度の飛距離だが、淡々と真っす
ぐに飛ばし、ミスがまるでない。一方の私は飛距離はでるが、コースの幅いっぱいを使っ
たプレーで結局はいい勝負だった。ゴルフの技術一つとっても実直な人柄をひしひしと感
じた。

 会話の節々にでてくるのが日本への深い愛情だ。会うたびに私に訴えかけるのは「自分
の後に日本との関係を真剣に考えるアジア人を作りたい」ということ。日本の政治家とし
て頭が下がりっぱなしだ。老いてますます盛んとはまさに李登輝さんのためにある言葉。
我々の仲はまだ「折り返し地点」に達したばかり。これからも長く御教授を賜りたい。
(さかもと・ごうじ=衆院議員)

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