安倍晋三元総理の昭恵夫人が7月17日から訪台し紅毛港保安堂などを訪問

 5月8日に東京・初台の東京オペラシティコンサートホールで開かれた台湾フィルハーモニック(国家交響楽団NSO:National Symphony Orchestra)の東京公演には、台北駐日経済文化代表処から謝長廷・代表、蔡明耀・副代表、周学佑・副代表はじめ、訪台から帰国したばかりの自民党青年局長の鈴木憲和・衆議院議員や和田有一朗・衆議院議員(維新)などとともに、安倍晋三元総理の昭恵夫人や台湾から李安[女尼]・李登輝基金会董事長、本会の渡辺利夫会長なども出席、ドビュッシーの「海」、ブルッフの「スコットランド幻想曲」、ゴードン・チン(金希文)の「ゴールデン・ビーム・オン・ザ・ホライズン・オブ・フォルモサ」(日出台湾)、ベートーベンの「合唱幻想曲」などの演奏と合唱に聞き入った。本当に素晴らしい演奏と合唱だった。

 昭恵夫人は、昨日(5月9日)のツイッターで「主人が尊敬していた台湾の李登輝元総統の次女、アニーさんとご一緒し素晴らしい演奏を堪能。あたたかい言葉をかけていただき涙が出ました。次は台湾で・・・と約束・・・」とツイートしていたので、いつ台湾を訪問するのだろうと思っていたところ、中央通信社が「7月17日から3日間台湾を訪問する予定だと明らかにした」と伝えていた。下記にその記事をご紹介したい。

 7月は本会の「李登輝先生墓参訪台団」も訪台する予定で、五指山軍人墓地に李登輝元総統のお墓詣りをするとともに李安[女尼]董事長などと懇談し、台南では湯徳章故居紀念館に立ち寄り、高雄では紅毛港保安堂に建立されている安倍元総理の銅像を視察する予定だ。

 昨日は、李登輝先生墓参訪台団に参加する前全国市長会で日台共栄首長連盟顧問の松浦正人・本会副会長と柚原正敬・事務局長が李登輝基金会の李董事長や鄭睦群・執行長と懇談し、7月訪台のことなどを話し合うとともに、李登輝元総統ご生誕100年のこの年をお互いに有益な年にしようと話し合った。

 李登輝基金会は李登輝元総統ご生誕100年を記念して7月下旬に展示会やシンポジウムを開催し、逝去後に開いてきたコンサートを9月上旬に開催する予定だという。

 コロナが収束したことでもあり、日本からも参加する方が大勢いるのではないだろうか。開催の要項が分かり次第、本誌でご案内したい。

—————————————————————————————–安倍昭恵さん、7月に台湾訪問へ 安倍元首相の銅像がある廟など視察予定【中央通信社:2023年5月9日】https://japan.focustaiwan.tw/society/202305090007

 (東京中央社)安倍晋三元首相の妻、昭恵さんは8日、台湾メディアの取材に対し、7月17日から3日間台湾を訪問する予定だと明らかにした。

 北部・台北には行かず、南部の台南と高雄を訪問するという。高雄では安倍元首相の銅像が設置された廟、紅毛港保安堂に足を運ぶとしている。

 昭恵さんはこの日、東京で行われた台湾フィルハーモニック(国家交響楽団、NSO)の公演を鑑賞。鑑賞後には今年2月に日本で出版された「安倍晋三回顧録」を台北駐日経済文化代表処の謝長廷(しゃちょうてい)代表(大使に相当)と李登輝(りとうき)元総統の次女で李登輝基金会の李安[女尼](りあんじ)董事長(会長)に手渡した。安[女尼]さんは訪台を楽しみにしていると語った。

(楊明珠/編集:齊藤啓介)

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