台湾発のタピオカブームにつけ込む中国と暴力団に要注意  黄 文雄(文明史家)

【黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」:2019年6月18日号】*読みやすさを考慮し、小見出しは本誌編集部で付したことをお断りします。

◆日本で爆発的人気を博する台湾の「タピオカ」

 日本では今、タピオカドリンクが大人気ですね。中高生を中心に、女性や子供も大好きなようです。一番小さなサイズでも一杯500〜600円ほどで、決して安くはありません。それなのに、これほど人気が出たのは正直言って以外でした。

 タピオカドリンク店が各地にどんどん出店して、休日になればそれぞれの店に行列ができるほどの人気です。

 タピオカドリンク発祥の地は台湾で、一説によると1983年に初めて登場したと言われています。台湾ではタピオカは「QQ」と呼ばれますが、触感が「キューキュー」しているからと聞いたことがあります。

 台湾で人気が出た後、中国でも若者を中心に流行し、今では定着するようになりました。

 台湾では、味や見た目などがどんどん変化していて、インスタ映えを意識したものや、オリジナルブレンドの紅茶を売りにした味追及タイプのものまで、様々なものが登場しています。

 そんなタピオカドリンクが日本に上陸したのは1990年代で、今から約20年も前のことです。上陸当初は多少話題になりましたが、全く広まらず、一部の愛好家たちが話題にしていた程度でした。それが今では、「タピる」が中高生の合言葉です。

 日本に出店しているのは台湾のチェーン店が多いようですが、中国資本の店や、在日中国人の個人商店などもあるようです。

 そんな、空前のタピオカブームに水を差すようなニュースで恐縮なのですが、日本人に警鐘を鳴らす意味で、今回の話題を取り上げました。以下、冒頭の報道を一部引用します。

<中国東部の浙江省出身の14歳の少女は、5日間も腹痛と便秘を訴えていたという。食事を取ることもままならなかった少女は5月28日に、両親に連れられ、地元の病院に行った。診察した医師たちはCTスキャンで少女の腹部を撮影すると、少女の胃や腸の中に100個以上のつぶつぶの丸い影が発見された。これらは、消化されていないタピオカだ。(中略) また別の医師はインタビューに、タピオカはデンプンから作られており、体内で消化しにくい場合があると指摘した。タピオカは粘着剤や防腐剤などの添加物が加えられているものがあり、継続的に摂取すると胃腸障害を引き起こす可能性があるとのこと。幸い、少女は便秘を解消する下剤を処方され、現在は退院しているという。>

◆中国のタピオカにはキャッサバではなく革靴と古タイヤから作っていたまがい物も!

 今回と似たニュースは以前も話題となった。2015年、中国山東省の東部にある青島市で販売されていたタピオカには、驚くべきものから作られていたと報じられた。

<ある店のタピオカミルクティーを飲んだ女性が、近くの病院でCTスキャンを受けたところ、胃の中におびただしい数の未消化のタピオカが映ったという。地元テレビ局の記者がタピオカの販売店の担当者に取材したところ、「タピオカはすべて化学工場で作られており、端的に言えば、革靴と古タイヤから出来ている」と白状したという。専門家は、このタピオカを飲むと『腸閉塞になる可能性がある』と警報を鳴らした。>

 さすがに中国です。タピオカを革靴と古タイヤで作ってしまうのですから。

 もともとタピオカは、キャッサバという植物の根茎部分のデンプンが原料です。水を加えて加熱すると弾力が出るため、お菓子や料理にモチモチ感を出したいときなどに利用されます。原料が比較的安価なため、食用だけでなく工業にも利用されています。

 日本で販売されている価格は、私は個人的に少し高いなと感じていますが、行列ができるほどの人気なのですから、需要はあるのでしょう。

 それほど日本人にとっても身近になったタピオカの今回のニュースは、他人事ではありません。革靴と古タイヤで作ったものでなくても、タピオカの過剰摂取は胃腸障害を引き起こす可能性があるとのこと。要注意です。

 とくに、ブームの現在、タピオカが品薄になったことから、品質がしっかりした大手チェーンのものではなく、とにかく安くて怪しげな中国産に手を出す業者もいるといわれています。

 とくにこれだけ高い値段で売れることに目を付けた、日本の暴力団が、安価な中国製タピオカを大量に仕入れて、売りさばいているとも報じられています。

 ニセモノ大国・中国では、ブームになれば何でも模造してつくってしまいますが、それを日本の反社会組織が利用する。まさに類は類を呼ぶというものです。

◆日本人が警戒すべきは「made in China」

 台湾は、17世紀のオランダ時代から中継貿易基地として世界史に登場しています。アメリカ新大陸発見と、ほぼ同時期のことです。

 台湾が中継貿易基地として活躍していた当時、日本、清朝、朝鮮半島などのアジア各地は、競って鎖国に入っていて没落の時代でした。

 一方、台湾は世界に台湾産のものや中継品を広めていたというわけです。バナナやアヘン、そして今話題のタピオカもその一例です。

 戦後は、カラオケや漫画など、日本のサブカルチャーのなかで、台湾経由で世界に広まったものが多くあります。

 では中国はどうかというと、大昔から強盗やスリが多いことで有名でした。偽物天国でもあることも世界でよく知られています。世界の偽物市場の80%が中国で作られたものであり、残り20%は小中華の韓国だという統計もあるほどです。

 中国も韓国も、戦後は日本の弱味に付け込んで、日教組を通じてすべての戦争責任を日本軍になすりつけました。それ以来、中韓による日本いじめは続いています。

 今でも、中韓が日本の新製品を模倣して作り、それを本物だと主張して、日本こそが模倣していると主張する異常事態は続いています。おかげで、日本の商社各社の損失は数百億円にものぼるという統計がジェトロから出ています。

 台湾企業の対中投資額については、正確な数字をつかむことは難しいですが、金融関係者およびアメリカ国務省などの各公式機構の数字によると、ここ30年来で9000億ドルと推定されています。

 そして、そのうちのどれだけが詐欺による被害を受けているかは分かりませんが、被害が大きいことはわかっています。大企業はわりと情報を持っているので詐欺にあう確率は低くなっていますが、現在は中小企業が狙われやすいようです。

 特に台湾企業は、あの手この手で狙われます。近年よく使われた手口が「ブランドゴキブリ(商標●(虫に章)螂)」というものです。

 これはまず、無名の中国企業が台湾企業の社名を中国の地方政府に登記します。そして「ブランド権」を得た上で、中国に進出してきた台湾企業に対して嫌がらせをするのです。ゆすり、たかり、脅し、なんでもします。

 これだけ日本やアジアで人気が出ているタピオカドリンクに、中国人が飛びつかないはずがありません。しかも、単に模倣するのではなく、廃品から食用品を作り出すというウルトラC級のワザを使っての模倣です。

 日本人は、台湾のタピオカと中国のタピオカは全く別モノだと考えて、警戒したほうがいいのです。

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