台湾にも烈士と烈女がいる [宮崎 正弘]

台湾にも烈士と烈女がいる [宮崎 正弘]
評論家で本会理事の宮崎正弘氏が「週刊朝日」に、李英和氏(関西大学経済学部教授)
とともに「China&Koreaウォッチャーが伝える最新情報」を連載されている。1ページの
上を宮崎氏、下を李氏が執筆している。

 8月3日号で、宮崎氏が「台湾にも烈士と烈女がいる」と題して、鄭南榕烈士と、先般7
月に来日したその夫人の葉菊蘭女史を取り上げて紹介している。日本のメディアに鄭南
榕のことが掲載されることは珍しいので、ご紹介したい。         (編集部)


 台湾にも烈士と烈女がいる
【8月3日号 週刊朝日】

「台湾の三島由紀夫」といわれる鄭南榕。

 その未亡人で次期総統選では与党の副総統候補とも目されている葉菊蘭・前高雄市長
が来日し、講演会が東京で開催された。

 鄭南榕は外省人ながら台湾独立運動に挺身し、当時、戒厳令下でも各地で演説会を開
いた。また主宰した雑誌に「中華民国」体制を克服し、台湾共和国を謳う改憲論文を掲
載した。

 「台湾独立」を警戒した国民党政権から目を付けられ、警官隊が事務所を取り巻いた
ので籠城。いよいよ官憲が踏み込むという直前に火を放って壮烈に自決した。

 最愛の夫をなくした葉菊蘭は理想のために政治家になった。自らも「台湾政治の理想
の伝道師」と言う。

 彼女は台湾国民が政治に冷淡になったのは与野党それぞれの内部抗争に嫌気している
からだ、と切り出した。

 「18年前、立法委員(国会議員)となったとき台湾人意識は薄く、自身を台湾人と認
識している人は5%もいなかった。いまでは台湾人と自己認識している国民が7割に及
ぶが、同時に中国人であると認識している国民も多い。外省人の多くは蒋経国や馬英九
と同様に『台湾は中国の一地方』という認識。鋭い対立はいまもある。しかしこれから
台湾も『普通の国』となるためには旧故とも『和解』し、『共生』しなければならない」
と優しい笑顔をみせて呼びかけた。

 民進党が和解を主唱しているのは与党としての自信であり、外省人にも手をさしのべ
て、政治に冷淡だった客家人にも呼びかけ、台湾のために「共生しよう」と主張しはじ
めたのだ。


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