台湾が中国の圧力に屈してラビア・カーディル議長の訪台を拒否

台湾が中国の圧力に屈してラビア・カーディル議長の訪台を拒否
台湾の民間団体・台湾青年反共救国団などが「世界ウイグル会議」のラビア・カーディ
ル議長に訪台を要請し、ラビア議長も訪台を希望していたが、なんと台湾政府がビザを発
給しない方針を決めた。ラビア議長を「テロ組織と密接な関係がある」と決めつけ、「国
益に沿わない」との理由でその訪台を拒否した。

 ラビア議長を「民族分裂をはかる分子」、ダライ・ラマ法王を「宗教の旗の下に国家分
裂活動を進める分子」、そして李登輝元総統を「戦争メーカー」「トラブル・メーカー」
とみなす中国は、ラビア議長の訪台に「断固反対」を唱えていた。

 中国は台湾を「敵」と宣言している唯一の国だ。だから2000基を超えるミサイルを台湾
に向けている。台湾の唯一の「敵」も中国だったはずだ。そのためにアメリカから戦闘機
などを購入する予算を組んでいるのだろう。その台湾がなぜ敵に同調しなければならない
のだ。

 前にも書いたように、媚中派の反対理由はよく似ている。「中国との学術交流に支障が
出る」との大義名分を掲げ、学生が主催する李登輝元総統の講演を中止に追い込んだのは
慶応大学だった。このとき、橋本龍太郎元首相が母校の慶応大学に圧力をかけた。慶応大
学は橋本元首相からの圧力に屈して「学問の自由」を捨てた。台湾は中国の圧力に屈し
「自主独立の精神」を捨てた。

                 (メールマガジン「日台共栄」編集長 柚原 正敬)


台湾行政院、ラビア・カーディル議長の訪台禁止
【9月25日 MSN産経ニュース】
http://sankei.jp.msn.com/world/china/090925/chn0909251953005-n1.htm

 【台北=山本勲】台湾行政院(内閣)の江宜樺・内政部長は25日の立法院(議会)答
弁で、台湾訪問の意向を表明していた在外ウイグル人組織「世界ウイグル会議」のラビヤ
・カーディル議長の入境を禁止すると述べた。江部長は同会議が「国際テロ組織と密接な
関係を持ち、国家利益に沿わない」とその理由を説明した。

 ラビヤ・カーディル議長に対しては台湾の複数の民間団体が招請活動を展開し、同議長
も12月の訪台希望を表明していた。これに対し中国政府の意向を反映したとみられる中国
の学者、研究者らを中心に受け入れ反対論が強まっていた。

 台湾行政院の入境禁止決定も中台関係への影響を配慮したためとみられる。馬英九総統
が8月のダライ・ラマ14世の訪台を受け入れた際には、中国は招請の中心となった陳菊・
高雄市長ら民進党の一部を非難するにとどめていた。

 しかし中国がダライ・ラマ以上に警戒、敵視するラビヤ・カーディル議長の入境を認め
れば、12月に台湾で開催予定の中台交流団体トップ会談など今後の交流事業にかなりの影
響が出ると当局は判断したもようだ。

 高雄市主催の高雄映画祭は22日、カーディル議長のドキュメンタリー映画を公開して
いた。

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