にほんブログ村 ニュースブログ 海外ニュースへ

台湾が中国の「一国二制度」を受け入れないこれだけの理由  有本 香(ジャーナリスト)

【ニッポン放送:2018年1月8日】http://www.1242.com/lf/articles/150813/?cat=politics_economy&pg=cozy

 ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(1月8日放送)にジャーナリストの有本香が出演。台湾の蔡英文総統が台北市内で「一国二制度は受け入れられない」と述べた発言について解説した。

◆台湾の蔡英文総統〜一国二制度は受け入れられないと述べる

 台湾の蔡英文総統は5日、台北市内で海外の報道機関の取材に応じ、中国の習近平国家主席の提案する一国二制度は受け入れられないと述べた。

飯田─台湾と中国本土の関係について、92年にあったとされる92年コンセンサスというものがあり ました。1つの中国というものはお互い認める、ただ、どこがそこを統治するのかはお互い意見 があると言っていたのですが。

有本─そのときのコンセンサスのまとめに、蔡さん自身も、その後も含めてかなり関わっている人 で、それはよく分かっています。この一国二制度を、日本でも意外と簡単に使う方が政治家も含 めていらっしゃいますが、中国の言う一国二制度がどんなものなのかは、いまの香港を見れば明 らかです。香港における一国二制度は、「香港返還から半世紀はいまの態勢を維持しますよ」と いうことを約束していたはずだけれども、半分が過ぎた時点でそうではなくなっている。中国が いろいろな形で香港を支配して行く。そして香港が持っていたはずの自由がなくなって行くとい うことを意味しているわけですから、台湾が受け入れられるはずがない。

飯田─民主的な選挙をやっているからと言うのだけれど、その前段の立候補すらさせないという状 況。当選してもそれを取り消すとか。

有本─反体制派という人がいたら、中国側の当局の人が入って来て拘束して、身柄を持って行って しまうみたいなことになるわけですから。

飯田─香港のなかで中国本土の警察権が行使される。「これ二制度じゃないじゃん」って話ですよね。

有本─実はその蔡英文政権も政権基盤が揺らいでいますよね。総統になって2年経って、いろいろ 選挙の結果も厳しかったわけですけれども。

飯田─この間の統一地方選は厳しかったですね。

◆香港の現状を見て、台湾が「一国二制度」を受け入れることはない

有本─統一地方選は負けました。与党としての党首選をやったりしています。これは蔡英文さんが 支持している人が勝ちました。でも、中国側の習近平国家主席が一国二制度を言い始めると、逆 に蔡英文政権に利する結果になると思いますよ。台湾の人たちが絶対そんなもの受け入れるはず ないですから。

飯田─経済はつながっているので現状維持まではありだけれど。

有本─いえ、そういう政治的な言葉を発した時点で逆の作用が生まれますよ。

飯田─92年コンセンサスは1つの中国は認めるけれども、統治の仕方は各々考えがあるということ ではないですか。一国二制度ということは、全面的に中国の主張を台湾も受け入れろということ なのですよね?

有本─そうですね。中華人民共和国の主権に入るということですから、そんなこといまの台湾の人 たちが受け入れられるはずがないですよ。

飯田─いままでは中国側が92年コンセンサスを維持せよと言って来たけれど。

有本─逆に、自分たちが破棄しているという話なのです。

◆TPPにおいて、日本がアジアでどうイニシアチブをとるか

有本─92年といまとでは、台湾と中国の経済力を中心にした国力の関係が大きく違っているという ことです。ですから、あの当時と直後に関して言うならば、中国にとってみればあれを大事にし ろと言うしかなかったのだけれども、いまやそうではない。明確に台湾を「飲み込むぞ」となっ て来ているわけです。

  ただ日本側が考えなくてはいけないのは、一見違う話なのですが、去年の年末からTPPが発効 しましたよね。TPPは日本に事務局が置かれているので、事実上日本が事務局のようなもので す。去年国会でもやり取りがありましたけれど、いくつかの国が入りたいと言っている。アメリ カはどうしていくのだという点はありますが、入りたいと希望している国のなかに台湾も含まれ ています。このあたりを日本がどのようにするかということもあります。

  一方では米中の鍔迫り合いが激しくて、中国が困って日本側に助けを求めて来たという状況で す。日本がそれを半分受け入れた。これに関して、韓国の外交通と呼ばれる論客たちからは「日 本はいま凄く良い立場だ。それに対して韓国は全く外交が機能していないから、今後どうなるか 不安だ」という声が出ています。TPPのことをなぜ言ったかというと、TPPに関しては韓国も色気 があるわけです。これが中国にとっても、TPPは中国を外して自由で公正なルールにのっとった 貿易圏を作ろうという狙いですから、ある意味安全保障の体制なのですよ。そういうなかで考え ると、日本側がここでどういうイニシアチブを発揮して、そして台湾や韓国をどういう風に入れ ていくのか、あるいは外していくのか。こういうところも考える年になって来ると思います。

◆台湾を日本がどこまで支援できるかが問われる

飯田─シーレーンという面でも、経済という面でも、台湾は大変重要ですね。

有本─90年代から私もずっと思って来たのですが、日本は朝鮮半島に関しては中国との間にあると いうことで、日本の安全保障にとって重要な場所であると言う人はかなり多かったのだけれど も、台湾はどうですかと言う話です。台湾はとても重要な場所で、一部の保守論客だけが台湾は 日本にとっての生命線だということを言っていた。それを茶化すような向きもあったのだけれど も、それはとんでもない不見識で、台湾は日本にとっての生命線になる国です。それでいて、戦 前には50年にわたって運命を共にして来た国で、最も日本に近しい国です。この運命に関して、 日本の政治がどこまで深く関与できるかということ。そしてそれが多くの台湾の人たちにとって 幸せな未来を切り開く、そういうものに対してどこまで日本が支援できるかということが、いま 本当に問われていると思います。

・飯田浩司のOK! Cozy up! FM93AM1242ニッポン放送 月-金 6:00-8:00


【日本李登輝友の会:取扱い本・DVDなど】 内容紹介 ⇒ http://www.ritouki.jp/

*ご案内の詳細は本会ホームページをご覧ください。

● 台湾フルーツビール・台湾ビールお申し込みフォーム
  https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/rfdavoadkuze

*台湾ビール(缶)は在庫が少なく、お申し込みの受付は卸元に在庫を確認してからご連絡しますの
 で、お振り込みは確認後にお願いします。【2016年12月8日】

● 美味しい台湾産食品お申し込みフォーム【常時受付】
  https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/nbd1foecagex

*台湾の高級調味料XO醤は在庫切れのためお申し込みを中止しています。悪しからずご了承のほ
 どお願いします。入荷予定が分かり次第、本誌やホームページでお伝えします。(2019年1月9日)

● 台湾土産の定番パイナップルケーキとマンゴーケーキのお申し込み【常時受付】
  https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/nbd1foecagex
 *詳細は本会HP ⇒ http://www.ritouki.jp/index.php/info/2018pineapplecake/

*沖縄県や伊豆諸島を含む一部離島への送料は、宅配便の都合により、恐縮ですが1件につき
 1,000円(税込)を別途ご負担いただきます。【2014年11月14日】

*パイナップルケーキ・マンゴーケーキを同一先へ一緒にお届けの場合、送料は10箱まで600円。

・奇美食品の「鳳梨酥」「芒果酥」 2,900円+送料600円(共に税込、常温便)
 [同一先へお届けの場合、10箱まで600円]

・最高級珍味「台湾産天然カラスミ」 4,160円+送料700円(共に税込、冷蔵便)
 [同一先へお届けの場合、10枚まで700円]

● 書籍お申し込みフォーム
  https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/uzypfmwvv2px

・劉嘉雨著『僕たちが零戦をつくった─台湾少年工の手記』
・渡辺利夫著『決定版・脱亜論─今こそ明治維新のリアリズムに学べ』
・呉密察(國史館館長)監修『台湾史小事典』(第三版)
・李登輝・浜田宏一著『日台IoT同盟』 *在庫僅少
・王育徳著『台湾─苦悶するその歴史』(英訳版) *在庫僅少
・浅野和生編著『1895-1945 日本統治下の台湾
・王明理著『詩集・故郷のひまわり』
・李登輝著『李登輝より日本へ 贈る言葉』 *在庫僅少
・宗像隆幸・趙天徳編訳『台湾独立建国運動の指導者 黄昭堂
・林建良著『中国ガン─台湾人医師の処方箋』 *在庫僅少
・盧千恵著『フォルモサ便り』(日文・漢文併載)
・黄文雄著『哲人政治家 李登輝の原点
・李筱峰著・蕭錦文訳『二二八事件の真相』

● 台湾・友愛グループ『友愛』お申し込みフォーム
https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/hevw09gfk1vr

*第1号〜第15号(最新刊)まですべてそろいました。【2017年6月8日】

● 映画DVDお申し込みフォーム
https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/0uhrwefal5za

・『海の彼方』
・『台湾萬歳』
・『湾生回家』
・『KANO 1931海の向こうの甲子園
・『台湾アイデンティティー
・『台湾アイデンティティー』+『台湾人生』ツインパック
・『セデック・バレ』(豪華版)
・『セデック・バレ』(通常版)
・『海角七号 君想う、国境の南
・『台湾人生

● 講演会DVDお申し込みフォーム
https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/fmj997u85wa3

・2018年 李登輝元総統沖縄ご訪問(2018年6月23日・24日)*new
・2014年 李登輝元総統ご来日(2014年9月19日〜25日)
・片倉佳史先生講演録「今こそ考えたい、日本と台湾の絆」(2013年12月23日)
・渡部昇一先生講演録「集団的自衛権の確立と台湾」(2013年3月24日)
・野口健先生講演録「台湾からの再出発」(2010年12月23日)
・許世楷駐日代表ご夫妻送別会(2008年6月1日)
・2007年 李登輝前総統来日特集「奥の細道」探訪の旅(2007年5月30日〜6月10日)
・2004年 李登輝前総統来日特集(2004年12月27日〜2005年1月2日)
・許世楷先生講演録「台湾の現状と日台関係の展望」(2005年4月3日)
・盧千恵先生講演録「私と世界人権宣言─深い日本との関わり」(2004年12月23日)
・許世楷新駐日代表歓迎会(2004年7月18日)
・平成15年 日台共栄の夕べ(2003年11月30日)
・中嶋嶺雄先生講演録「台湾の将来と日本」(2003年6月1日)
・日本李登輝友の会設立総会(2002年12月15日)


◆日本李登輝友の会「入会のご案内」

・入会案内:http://www.ritouki.jp/index.php/guidance/
・入会申し込みフォーム:https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/4pew5sg3br46


◆メールマガジン日台共栄

日本の「生命線」台湾との交流活動や他では知りえない台湾情報を、日本李登輝友の会の活動情報
とともに配信する、日本李登輝友の会の公式メルマガ。

●発 行:
日本李登輝友の会(渡辺利夫会長)
〒113-0033 東京都文京区本郷2-36-9 西ビル2A
TEL:03-3868-2111 FAX:03-3868-2101
E-mail:info@ritouki.jp
ホームページ:http://www.ritouki.jp/
Facebook:http://goo.gl/qQUX1
 Twitter:https://twitter.com/jritouki

●事務局:
午前10時〜午後6時(土・日・祝日は休み)

●振込先:

銀行口座
みずほ銀行 本郷支店 普通 2750564
日本李登輝友の会 事務局長 柚原正敬
(ニホンリトウキトモノカイ ジムキョクチョウ ユハラマサタカ)

郵便振替口座
加入者名:日本李登輝友の会(ニホンリトウキトモノカイ)
口座番号:00110−4−609117

郵便貯金口座
記号−番号:10180−95214171
加入者名:日本李登輝友の会(ニホンリトウキトモノカイ)

ゆうちょ銀行
加入者名:日本李登輝友の会 (ニホンリトウキトモノカイ)
店名:〇一八 店番:018 普通預金:9521417
*他の銀行やインターネットからのお振り込みもできます。


ランキングに参加しています。
↓一日一クリックの応援お願いします。
にほんブログ村 ニュースブログ 海外ニュースへ

カテゴリー: 日台共栄 タグ: , , , , , ,