【読者の声】 “真多謝 ありがとう台湾”のミニのぼり  舛谷 政雄

【読者の声】 “真多謝 ありがとう台湾”のミニのぼり  舛谷 政雄
秋田市で主に旗や横断幕などを手掛けるツバサ広業は、創立者の桝谷健夫(ますや・たけお)氏
が平成4年(1992年)4月29日に「秋田県特別攻撃隊招魂祭」を開催して以来、今年で25回を迎え
た。招魂祭の後にはシンポジウムを開催し、今年は本会の川村純彦・副会長と黄文雄・副会長、そ
してコーディネーターにはやはり本会の梅原克彦・常務理事(国際教養大学教授)を招いて開催し
ている。

 平成14年にご子息の舛谷政雄(ますや・まさお)氏が社長となり、実行委員会の中心となって招
魂祭とシンポジウムを続けている。

 近年、舛谷社長は台湾問題にも関心を深め、最近になって“真多謝 ありがとう台湾”と染め抜
いたミニ幟(のぼり)を作り、本会にもお送りいただいた。そのときに併せて、下記のご投稿をい
ただいたのでご紹介したい。

               ◇    ◇    ◇

 「“真多謝 ありがとう台湾” 東日本大震災世界最大支援国」というミニ幟(のぼり)を作っ
て、昨年と今年の特攻招魂祭講師を派遣していただいた日本李登輝友の会と、講師を泊めていただ
き歓待して下さった秋田市のユーランドホテル八橋(松村譲裕社長)へ寄贈させていただきまし
た。

 以前にも「謝謝 ありがとう台湾」というミニ幟をユーランドホテルさんが置いて下さったが、
東京の姉妹店にも置いて下さるとのことで、今回は台湾語で「本当にどうもありがとうございまし
た!」という丁寧な意味の「真多謝」という言葉に改め、そこに「東日本大震災世界最大支援国」
を書き添えたミニ幟を寄贈させていただきました。

 話は変わりますが、作家の故司馬遼太郎氏の名作シリーズ『街道をゆく』の中で最高傑作と言わ
れるのは、司馬氏が「日本人以上の日本人」と評した李登輝氏と対談した『台湾紀行』だと言われ
る。

 その中で司馬氏は、李氏のような戦前まで日本人だった誇りをもって生きてきた多くの台湾人た
ちと出会い「なぜ日本は台湾を捨てたんですか?」と質問されて言葉に窮してしまう場面がたびた
びあったと記している。

 先般の熊本の地震でも、数年前の東日本大震災でも、いち早く日本に多大な支援を寄せてくれた
のは台湾だった。

 振り返れば、中国本土に長い間、化外の地と蔑まれ、後に日本の明治新政府によって近代化さ
れ、日本の敗戦後、中国本土から、司馬氏の言葉を借りれば「歴史上初めて文明が高い国が文明の
低い国に統治された」経験を持ち、日本と中国本土のそれぞれの統治の違いを身をもって味わった
のが台湾であった。

 インフラ、司法、農業、医療、衛生、鉄道、教育、全てを日本統治時代に近代化に導いていった
リーダーは、八田與一、新渡戸稲造、そして台湾総督府長官の児玉源太郎、その下で台湾民生局長
官を務め後の満鉄総裁や東京市長(現在の都知事)も務めた後藤新平だった。

 後藤は、自分と家族のために“せこい”ことをする最近の何処かの東京都知事とは遥かにスケー
ルが違い、関東大震災後はそれに応えた東京市民自らが土地を寄付し、それを基に道路や公共施設
を整備して現在の東京の基礎と言われた帝都復興を成し遂げた人物で、台湾統治時代の経験も参考
にしたと言われる。

 因みに、岩手県奥州市の後藤新平記念館は近隣の高野長英記念館、斎藤実記念館とともに一日が
かりで見ても楽しめる記念館の町でもある。実際に李登輝氏も、尊敬していた後藤新平を記念する
この会館を第1回後藤新平賞受賞者として訪ねている。

 このように、日本は数々の明治時代のエース級人物を惜しげもなく台湾に投入した。

 植民地政策を取った国のバランスシート(貸借対照表)は、日本だけが唯一最大の赤字国だった
と言われる。

 その日本の恩恵、特に教育の上で日本を知る最後の台湾の日本語世代が、後に初めて民主的な手
続きの選挙で総統に選ばれるという離れ業を行った李登輝氏であった。

 その李登輝氏が昭和6年(1931年)の夏、9歳の少年の時にラジオで聞いて感動したという日本と
台湾の関係を象徴することがあった。

 当時、台湾で練習試合でも1勝も勝てなかった弱小野球チーム嘉義農林学校が、何といきなり台
湾全島の予選を勝ち上がっただけでなく、夏の甲子園本大会の決勝戦まで進出して中京商業に惜敗
するという”事件“があった!

 ほとんどの日本人は知らないかもしれないが、戦前の甲子園大会は朝鮮代表や満州代表も参加し
ている大会で、世界の植民地国では考えられない大会でもあった。

 弱小野球チーム嘉義農林学校を率いたのは、松山商業OBでコーチをして挫折を味わい、台湾へ
教員として移りすんで来た日本人監督で、元々のそれぞれが持つ特徴、即ち台湾人の強力な打力、
現地人の俊足力、日本人の堅実な守備力を混成したチームであった。これこそが八紘一宇であっ
た。

 当時の日本人指導者が、台湾人も現地人も日本人も分け隔てなく協力して仕上げた教育実績事例
だった。いかに指導者によって高校生は変わるか? 恐ろしいくらいの事実だった。この甲子園準
優勝が後の台湾プロ野球の基礎になった。

 時代は下って2011年3月11日に起きた東日本大震災へ、世界最大の支援金が台湾から寄せられ
た。だが、翌年の政府主催の追悼行事に、日本政府は約160の国と国際機関の代表に会場1階に来賓
席を用意したが、中国の顔色を伺い、台湾代表を2階の一般席に案内。指名献花からも外した。

 そんななかで、2年後、2013年3月8日の東京ドームで第3回WBCワールドベースボールクラシッ
クアジア予選の日本・台湾戦が開かれ、民間のネットユーザーが呼び掛けた日本人の有志たちが東
京ドームの周りを“謝謝台湾東日本大震災支援“と書いたプレートで囲んだ。

 惜敗した台湾チームが試合後、マウンドで監督選手全員で円陣をつくり、ドームの日本人たちに
180度の感謝の一礼をして球場を後にした。なぜかほとんどのテレビ局は、このプレートも台湾
チームの一礼も放送・報道はしなかった。

 上記のように、我々の日台の先人たちが残した遺産が台湾の人々に残っている。今でも、台湾の
人たちは、旅行したい国、住んでみたい国、尊敬する国の第1位は日本だと言われる(留学は、米国
が第1位で日本は2位)

 戦後、私たち日本人は、日台の先人たちが台湾へ残した遺産と台湾人の日本に対する気持ちに応
えることを、東京ドームに集った若者たちのようにしてきただろうか?

 冒頭の司馬遼太郎氏の戸惑いも、そこにあったと思われる。

 さて、東京オリンピックを4年後に控え、どうやら野球も久しぶりにオリンピック種目に復活
し、台湾チームもやってくるだろう。台湾の観光客も、近くて安全な日本に応援や観光に益々やっ
てくるだろうと思われる。

 今でも台湾は、日本の外人訪問客の上位の国の一つだ。秋田も今年から定期便を目指し、秋田と
台湾間のチャーター便を大幅に増便することになった。

 “真多謝ありがとう台湾”ミニ幟を置いてくれた秋田市のユーランドホテル八橋は、野球場も含
むスポーツ施設が近く、今はプロ野球や大リーグで活躍しているダルビッシュ有投手など甲子園を
沸かせた多くの球児達が高校時代に宿泊したこともある、全国の高校球児と監督が集まる宿でもあ
る。

 いつの日か、秋田の高校野球チームと嘉義農林学校のような台湾の高校球児たちが試合や合宿で
まみえる時に、このミニ幟“真多謝ありがとう台湾”を見て、日台両国の我々の先人たちの歴史に
思いを寄せて来る日を願って、今回改めてフロントへ置かせていただきました!

 日台の我々の先人たちへ“真多謝”

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