発足、愛知『日本・李登輝友の会』

 平成18年6月3日、名古屋・栄のマナハウスイベントホールにて
「李登輝・友の会」愛知県支部設立記念式典が行われ、前半は、
役員等関係者の紹介及び意思表明。後半は、金 美齢女史の講
演、そして懇親会という運びで閉会した。
 私自身、保守運動に参加しながら、この会を知らなかったのは
恥かしい思いであるが、思い起こせば、平成16年末、名古屋空
港へ降り立った李登輝氏を出迎えた方々のなかに、台湾の島を
モチーフにした旗で歓迎していた人たちが、この会であった。で
は、なぜ「李登輝」なのか…。彼こそ、台湾のあるべき方向を導
いた人物だからではなかろうか?李氏は、本省人でありながら
外省人による国民党の総統として、台湾人としての一体化と台湾
としての独立路線を敷いた。モンゴルまでを領土と考える、中国
国民党では、いつまでも中国共産党から、独立阻止の理由を与
える。
 本省人および新本省人にとって台湾こそ自国の領土である。し
たがって現実路線の李氏は「台湾・国民党」として進めたかった
のだろう」という説明もあった。

 この式典より約1ヶ月前、事務局の唐沢氏が最近、台湾を訪ね
た時、台湾の人たちが「中国が攻撃してきたら必ず、アメリカと日
本が、助けてくれる」と叫び、多くの拍手が沸き起こった光景を見
て「アメリカはそうだが、果たして日本は助けるだろうか?」という
気持ちになったそうだ。
 たしかにこのことを真剣に考えれば、誰でも同じ疑問にたどり着
くであろう。集団的自衛権がない日本では、近隣諸国が不義なる
攻撃を受けても助ける事が出来ない。潮匡人氏は、憲法九条を正
当防衛に照らし著しく反したもので、ホモサピエンス史上、類を見
ない―と位置付ける。
 親しき隣人が、常に攻撃の危険性に曝されながらも自主性を保
ち続ける姿勢に日本人が失ったものを呼起こさせ、更には、使命
をもって今後を考える。そんな使命感が漲る人たちの会…が、「日
本・李登輝・友の会」である。

←役員の紹介。最高顧問:塚本三郎元衆議院議員
 顧問:前田ゆうきち民主党衆議院議員。

最高顧問就任挨拶をする塚本先生。今まで →
何度か、お話を聞いたが、聞けば聞くほどに
これからも多くの人に知っていただき、見習
いたい方です。

質問に答える、金 美齢女史。小柄で上品でとても「強い意志」
をもった素敵な方でした。

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