平成23年6月19日日本李登輝友の会第6回総会
記念講演会
東アジアにおける我が国家戦略
講師 西村眞悟 前衆議院議員
 平成23年6月19日第6回日本李登輝友の会愛知県支部総会・記念講演会が名古屋市中区アパホテル錦にて開催されました。今年は、前衆議院議員 西村眞悟先生をお招きし、国家存立のため、わが国が抱える問題点とその対策について語っていただきました。
 総会は、国歌斉唱の後、東日本大震災で被災された犠牲者への黙祷を行い、主催者挨拶として重冨亮支部長から、台湾からの支援について説明がなされました。 (写真右)
【来賓挨拶】塚本三郎元民社党委員長
 講師が、民社党時代の後輩にあたることから、民社党結成時の話をなされました。
 社会主義インターは、共産主義に対抗するための社会主義だが、日本社会党は共産主義。社会党と手を切るため、西尾・西村派となり、民社党を作った。 信念を貫くことが如何に難しいか、最近は政治家がいなくなったと聞くが、そうではない。政治家はいるが当選しない。日本の国情を鑑み本当のことを言って引き摺り下ろされたのが、西村眞悟さん。
事務局からの年度報告
報告者:事務局長 渡邊裕一

司会 森垣雅夫幹事

モンゴル自由連盟党幹事長オルホノド・ダイチン氏

 オルホノドダイチン氏から、南モンゴル弾圧の報告と訴え。

 戦前の日本は軍国主義だけではない。日本人は正しい歴史認識をして欲しい。
 中国の侵略は南モンゴルから始まった。これは、南シナ海、東シナ海でも同じ。アジアの平和のためにも日本は頑張って欲しい!と強く訴え掛けられました。

総会は、これで終了。これより講演会
【講師プロフィール】
・昭和23年7月7日 大阪府 堺市生まれ
・父 西村栄一(民社党第2代委員長)
・京都大学法学部卒業
 昭和57年司法試験合格
・平成5年衆院選初当選
  大阪府第17選挙区(堺市)
・たちあがれ日本
  大阪府第17選挙区支部長


【講演】東アジアにおける我が国家戦略

 一昨日、昨日と飯舘村にいた。この6千名の素晴らしい村を菅内閣が、廃村にしようとしている。 その理由は、自分たちの決めた、あやふやな放射線量であるが、この放射線量は、米ソ冷戦時の東京での放射線量や、タクラマカン砂漠で中国共産党が行った核実験による影響より遥かに低い。
 さて、国家戦略とは、何か。国家が存立し他の国家と共にあるということ。
 国家の存立の要素は、価値、値打ちである。国家の構成員である国民が、「この国家がなければならない」という価値、そして経済力であり、力(軍事力)である。日本は、戦後65年、経済力だけを目的にしてきた。しかし、これは価値なき経済力であり、猿に金を持たせたようなもの。日本は経済力だけあればいいと思ってきたが、それを守る力を意識してこなかった。力なき価値、力なき経済力は、他から狙われ奪われる。トヨタの米国によるいわれなきクレームにより、この地域経済が受けた影響は計り知れない。
 明らかに手かせ足かせとなる日本国憲法により、国家存立の根本となる国体、伝統文化、国の価値を否定され、軍事力を否定され、ただ、金儲けに専念するかのような、猿に金を持たせた枠組みに入れられた状態にある。

 結論から述べると、わが国最深の友邦である台湾、わが国存立の指針は、天啓により台湾に降り、わが国に伝わる。ただ一人、李登輝総統の存在により、そう思う。
 また、李登輝総統の国籍にいえば、日本人でなくなったという法的事件は、存在しない。したがって、2・28事件で蒋介石が虐殺した数万の台湾青年の国籍は日本であることを日本人は片時も忘れてはならない。
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