_91年、李登輝学校参加レポートB_H・K_
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★まとめ
 台湾が中国の一部にならず、独立を維持することは、日本にとっても重要な国
益につながります。
 馬英九政権は台湾を中国の一部とするような政策をとっており、日本の国益を
損なう政治を行っています。しかし、まかりなりにも選挙で選ばれた総統である
以上、我々が馬英九の政策を直接批判することは不当な内政干渉になります。他
国に内政干渉を行えば中国/韓国と同類になってしまい、国際的にも正当な行為
とは見なされないでしょう。
 しかし人権問題に対する指摘であれば正当な行為です。

 馬英九政府は次の行為を行っています。
  ・ECFA問題で立法府(国会)を無視
  ・反国民党議員の不当逮捕で司法を無視
  ・自国国旗を掲揚した人に警官が暴行(DVD参照)

 まるで独裁者ですね。
 しかし、台湾のマスメディアは国民党よりで、これら事実を報道していないた
め、一般国民には知らされていないようです。
 日本からこれら問題を台湾人に知らしめ、台湾において反国民党・反馬英九の
気運を高め、台湾の政権交代につなげることができれば、日本の国益にもなるか
と思います。



 NHKのJapanデビューを見て私は即座に「台湾人は親日だからNHKの捏造
番組だろう」と思いました。しかしこの感覚は台湾人の親日感情に甘えている面
があるような気がします。
 私は当たり前のように「台湾人は親日」と思っていました。しかし、戦後の日
本政治は台湾人の親日に応えているのでしょうか?
 戦後の日本政府が行った「突然、台湾との断交」「李登輝元総統へのビザ発行
拒否」などの行為は、友になろうと近づいてきた人に石を投げるような行為です。
「親日的な台湾」は永久不変の法則ではありません。日本政府が台湾に冷徹な態
度をとり続ければ、「我々は好意的なのに、日本はいつもひどい仕打ちをする」
と思われ、愛想を尽かされる可能性もあります。
 台湾のように日本に友好的な国が損をし、中国/韓国のように日本に攻撃的な
国が得をするような外交は国益を損なう行為だと思います。

 台湾は日本の生命線である以上、友好関係を維持発展することが必要だと思い
ます。

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