中華民国「国慶節」は台湾人の苦痛である

中華民国「国慶節」は台湾人の苦痛である
     
—————双十節に関する在日台湾関係団体の声明文

今年も間も無く10月10日のいわゆる双十節中華民国の国慶節が到来する。1911年10月10日武昌起義が端緒となった辛亥革命を記念する中華民国の建国記念日である。勇敢な中国人が血を流して清帝国を倒し、自らが国家を建立したことは台湾人の範となれる輝かしい行動であるが、台湾人と全く関係なく、当時台湾の歴史との交差も勿論なかったのである。

中華民国が台湾の歴史に食い込んだのは、1945年国府軍が台湾を占領してからである。筆舌に尽くし難い白色恐怖の圧政の始まりである。爾後、多くの先賢が自らの命を顧みずに立ち上がり、暴政と戦って散っていった。中華民国の台湾占領史は、すなわち台湾人の血で書いた反抗史である。本土派の民進党が中国国民党を撃破し、つい中華民国の行政府と国会を制圧し、掌握できたのは、延々と続いた闘争の成果に他ならない。

よって民進党の成功は先賢たち犠牲の賜物である。無数の先賢たちの血で塗られた背景と死骨で固められた礎を我々は忘れてはならない。

中華民国の利権を掌握した途端、手の裏を返すように中華民国を崇めることは許しがたい先賢たちへの侮辱と裏切りとしか言えない。

われわれは台湾を愛する日本の友人たち、本土派の権力者および支持者に双十節を機にして「中華民国国慶節」の意味を詮索してほしいと呼びかける。「中華民国国慶節」は台湾人の苦痛であり、決して我々が祝うべき日ではないのことである。

2017年9月30日
呼びかけ団体
全日本台湾連合会 池袋台湾教会 怡友会 九州台日文化交流会 在日台湾婦女会
新世代台日交流会 台湾研究フォラム 台湾独立建国連盟日本本部 栃木台湾総会 
日台商務促進会 日本キリスト教団東京台湾教会 日本台医人協会 日本台湾医師連合
日本台湾語言文化協会 美麗島交流会 山梨台湾人分会 台湾聯合国協進会 
台湾の声 基進党友の会日本関東支部 在日台湾同郷会

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