【読者便り】「高士神社」を守る台湾の方々に感謝

【読者便り】「高士神社」を守る台湾の方々に感謝

台湾の声 御中

 日本の統治時代の「高士神社」を今もなお守っていただいている台湾の方々に、日本人の一人として心からお礼を申し上げます。

 日本の東北地震の際も、何処の国よりも早く・どこよりも多くの支援金を戴き、感謝の詞と共にその崇高な国民意識・感情に敬服いたしております。

貴国の益々の発展を心から願い・更なる絆で結ばれることを願っております。
 
                                            池田 博義拝

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【4月30日】屏東県牡丹郷「高士神社例大祭」

戦前の日本統治時代、高士村には小さな神社がありました。

住民の陳清福さん(87)によると、現地住民も日本兵として出征、戦没者も出たといい、出征前には
「自分が生きて帰ってこなかったら、この神社で会おう」という誓いが合言葉だったという。
しかし、戦後の国民党政府による戒厳令下、親日的な行動が許されなかったこともあり、神社は荒廃、
石垣の礎石を残すのみとなっていた。
それでも陳さんは「戦没した彼らのためにも、この神社を残すことが私の使命だ」と、礎石を保護する
屋根を整備したり、周囲の草抜きをしたりして、住民と神社を大切に守ってきた。

ここは台湾南部に位置する屏東県牡丹郷高士村。
山間部の自然豊かな地域で、原住民であるパイワン族が多く暮らす。
パイワン族は、牡丹社事件でも知られているが、親日感情が強いことでも知られる。
そして彼らは、前記の神社が、いつの日か再建されることを願い続けていた。
そんな折、“再建請負人”として、千葉県や静岡県、神奈川県の神社で神職を務め、宮大工の家系でも
ある佐藤氏に白羽の矢が立てられた。佐藤さんはかねてより台湾との交流も深かったこともあり、
この要望を受けたという。
ところが資金の用意はなく、結局佐藤さんが自ら約1千万円を自ら出費することになった。
その原動力は、「高齢の陳さんが生きているうちに再建し、新しい社を見せてあげたい」という気持ち
だったそうである。

その高士神社が、4月30日に例大祭を行います。興味ある方は、是非!
直接現地へ行ってもいいのですが、29日の夕方に恒春に着ける方は、一声おかけください。
(注;この時期、チャイナエア、エバーエア等はほぼ満席なので、各自LCCを確保してください)
宮司の佐藤さんとは連絡をとっており、恒春からの交通や29日と30日の宿泊についてもご紹介可能です。
ご希望される方は、メール日台交流 まで

屏東県牡丹郷の高士神社と、例大祭について
→ https://blogs.yahoo.co.jp/munehico

バックナンバー http://ritouki-aichi.com/category/vot


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