【補足説明】7月9日、10日「台湾モダンダンスの母─蔡瑞月を語る」

【補足説明】7月9日、10日「台湾モダンダンスの母─蔡瑞月を語る」

台湾文化センター主催「蔡瑞月シンポジウム」詳細案内
― 台湾人権活動のシンボル蔡瑞月についての講演と、蔡瑞月舞踊団による公演 ―

今週末7月9日、10日に台湾文化センターで開かれるイベント「台湾モダンダンスの母─蔡瑞月を語る」について、内容を補足説明します。

台湾モダンダンスの母として知られる蔡瑞月さんは、台湾人権活動のシンボル的存在でもあります。1937年、16歳で日本に渡航し、日本創作バレー界のパイオニア石井みどり氏に師事した蔡瑞月さんは、帰台後、台湾の女性たちに舞踊を教え広めました。
しかし、戦後、公演旅行中突然、国民党によって捕えられ、他の多くの台湾人同様、全くの無実であるにもかかわらず、政治犯として緑島に収監されました。

 刑期を終えた後、蔡瑞月さんは再び、不屈の精神で舞踊を教えることに情熱を傾け続けました。

「蔡瑞月舞踊研究会」は、彼女のキャリアを通して表現している人権や土地を重んじる精神を引き継ぎ、台湾ダンス界の人材育成及び国際交流に取組んでいます。

今回の講演には、同じ緑島収容所仲間であった蔡焜霖氏(蔡焜燦先生の実弟)が随行され、司会を務める傍ら、パワーポイントも使って、蔡瑞月さんと舞踊団の紹介をします。
又、著名な詩人、李敏勇氏が蔡瑞月さんの生涯について語ります。(9日、10日共)
9日には、石井みどり氏のお嬢さんで、蔡瑞月さんとも縁の深い舞踊家、折田克子さんも講演されます。

さらに、蔡瑞月舞踊団による四つのダンス(我らの台湾を愛す、インドの歌、操り人形、長春花を予定)のパフォーマンスがあります。

 たいへん見ごたえのあるシンポジウムになると思いますので、奮っての御参加をお願いします。

申し込みサイト
http://jp.taiwan.culture.tw/information_34_50051.html

日時:2016年7月9日、10日、ともに午後2時から

会場:台北駐日経済文化代表処 台湾文化センター(最寄りは東京メトロ虎ノ門駅)

ゲストスピーカー:7月9日 折田克子、7月9日、10日 李敏勇

定員:70名(入場無料、予約制。30分前開場、自由席)


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