【明日!】[アート]不思議の旅―台日現代芸術交流展のご案内

【明日!】[アート]不思議の旅―台日現代芸術交流展のご案内

台北駐日経済文化代表処台湾文化センターが東京港区虎ノ門にオープンして間もなく一周年を迎えますが、今般、台湾と
日本の現代美術を軸とした初の交流展「不思議の旅―台日現代芸術交流展」を企画しました。

今回の展示は台湾の台北当代芸術館及び国立台北芸術大学関渡美術館が共同企画し、台湾中年世代アーティスト彭弘智
(ポン・ホンヂィ)と様々な分野で活躍している日本写真家蜷川実花の代表的な作品を紹介、台湾文化センターが持つ
空間の特性に合わせて展示形式を考案しました。
二人のアーティストの作品特徴、それぞれの文化背景、両者が共鳴し合う時代的意義を同時に表現、照らし合わせます。
様々な芸術賞を受賞した台湾アーティスト彭弘智は、アートと宗教、人間性などのテーマを巧みに結合し、ユーモラスや
皮肉な手法で社会の様態とマイノリティの問題を探し出します。彭は作品の中でよく擬人化した犬や日常的なものを使い、
人間主体の本質に問いかけます。「神、犬、人」の間に見えると見えない交流によって、霊性と動物性、人間性の間に
渡り行くこと、入れ替えることが表れます。この上、社会構成や文化現象、アイデンティティ、「神、犬、人」の間に
支配/階級/権力などの問題を脱構築していきます。
自己反省と批判性の強い彭のビデオ作品と比べ、日本アーティスト蜷川実花は絶対的な自信を持ち、拡張し続ける行動を
通して「写真」が単なる再現の方法だけではなく、自己主張と自己実現の格好な媒介と手段でもあることを示しています。
蜷川の映像作品は伝統文化と現代美学の融合に触れ、個人表現と流行文化の間において新たな道を切り開いたのです。

日 程:2016年4月1日
場 所:台湾文化センター
開始時間:オープンニングは17時、その前、15時からレクチャーを予定しています。

レクチャーへの参加をご希望される方は、moctokyo@gmail.com までメールで申し込み下さい。
イベント名、参加者全員の氏名、代表者の連絡先(メールアドレス)をお知らせください。
(メールの方は予約完了の返信メールをお送りしますが、もし返信メールが届かない場合は、お手数ですがもう一度
ご連絡いただきますよう、お願いいたします。)

ゲスト:椿 昇/京都造形芸術大学美術工芸学科教授
    石瑞仁/台北当代芸術館館長
    曲徳益/国立台北芸術大学関渡美術館館長
    彭弘智/芸術家


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