【宮崎正弘の国際ニュース】陳菊民進党主席が訪日

【宮崎正弘の国際ニュース・早読み:平成24(2012)年3月1】

 台湾南部は民進党の大票田。国民党を寄せ付けない強さを誇る地域だが、最大の地盤は
高雄市だ。その市長を兼ねる陳菊女史は2月29日に正式に民進党主席(5月の党大会までの
代理主席)に就いた。

 主席交替儀式では主席の印鑑などを引き継ぎ、「党改革」に努力すると声明した。同時
に陳女史は3月4日に来日する旨を発表した。

 陳菊は周辺の首長らを引率して大挙の来日だが、国際フードフェアへの参加は表の理由、
大阪では「維新の会」の橋下市長らと面会する。

 来日団の中には雲林県知事の蘇治芬、嘉義県知事の張花冠というふたりの女性知事も含
まれ、台南市長の頼清徳、屏東県知事の曹啓鴻らも同行することが分かった。とくに前者
女性三人組は民進党内で有力な女性政治家グループの中核でもあり、これが日本の「維新
八策」に沸くタイミングで、橋下市長と会見する計画が判明しため、様々な憶測が流れて
いる。


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