【反中共運動】台湾紙で「日台共闘」呼びかける(付:東京・大阪同時開催「2・28台湾防衛デモ」の案内)

「反中共」運動―台湾紙で「日台共闘」呼びかける     
(付:東京・大阪同時開催「2・28台湾防衛デモ」の案内)

ブログ「台湾は日本の生命線!」より。ブログでは関連写真も
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-1049.html

中共の軍事戦略を簡単に言えば、台湾を併呑して海洋進出の拠点となし、アジア太平洋地域において覇権を確立することだが、台湾併呑と言う侵略行為を正当化するために展開する「法律戦」(法律的な宣伝工作)が、「一つの中国の原則」(一中原則)の宣伝である。

ところで中共が「原則」だとするのは、「台湾が中国の一部であることは議論の余地なし」との強調である。

つまり「議論」をされて嘘が暴かれることを恐れているのだ。

だからこの嘘こそが中共の「アキレス腱」だと言えるのだが、日本を含む国際社会は、この嘘を嘘であるとは気付いていない。それほど中共の宣伝の威力が大きいと言うわけだが、実際には「忘れたふりをしている」とのケースも多い。なぜなら中共の宣伝とは恫喝でもあるからだ。

たとえば日本政府がそれだ。中共の怒りを恐れ、公の場においては「台湾は中国の一部ではない」とは言えずにいる。

台湾の国民党政権などは「一中」を掲げている。なぜなら「中国の一部」としなければ、中華民国の台湾統治の正当性が揺らぐからである。しかし自らそれを掲げることで、中共に台湾併呑の口実を与えてしまっている。

かくして日本国民も台湾国民もまた、「一中」の宣伝の嘘を見抜けずにいる。しかしこれで中共の侵略に対抗できるのだろうか。

両国民が今行うべきは、「一中」の虚構を国際社会に訴え、中共の膨張を抑止することではないのか。

そこで私はこのことを両国民に訴えることを急務と考え、まず台湾の最大手紙「自由時報」に日台共闘を呼びかける投稿を行った。

以下は一月十一日、同紙に掲載された拙文の日本語原文だ(この漢語訳を林建良氏が行った)。

なお、タイトルは元々「日本の団体は『台湾の地位未確定論』運動を展開する」だったが、これは自由時報によって掲載時に変更された。

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(原文)

日本の団体は馮寄台をボイコットする 
(日本の団体は「台湾の地位未確定論」運動を展開する)

◎永山英樹

日本の「毎日新聞」によると、馮寄台駐日代表は昨年十二月三日、東京で「台湾・日本関係」」と題する講演を行い、「日本は1945年に台湾は中華民国に返還した」と発言したが、それは事実と異なる。領土割譲には条約があるはずであり、馮寄台先生はその条約の正本を指し示すべきだ。

日本が五二年に発効したサンフランシスコ講和条約第二条に基づいて放棄して以来、台湾の帰属先は未確定のままだ。中華民国も日華平和条約第二条で、それを承認している。

しかし日本の斎藤正樹前駐台代表が「台湾地位未定論」の真相を述べると、国民党政権にボイコットされ、辞任させられた。不可解なのは日本政府が日本の代表が国民党にここまで侮辱されても、いかなる支持も斎藤氏には与えなかったことだ。これは明らかに国民党を恐れたのではなく、中国を意識したものだった。言い方を変えれば日本政府は国民党と歩調を合わせ、台湾を売却しようとしたのだ。

中国政府は二〇〇〇年に発表の「一つの中国の原則と台湾問題」という文書の第一項「一つの中国の事実と法的基礎」で「(四五年)十月二十五日,中国政府は台湾と澎湖列島を接収し、あらためて台湾への主権行使を回復した」と強調している。これを見ても明らかなように、中国は「台湾の中華民国への返還」を「台湾は中国の領土」の主張の唯一の法的基礎としている。

国際社会で「台湾の中華民国への返還」と強調するのは中国の台湾併呑を正当化するに等しい。台湾を守ろうとの気持ちがあれば、真実の「台湾の地位未定論」を強調し、中国の不法な野心に対抗しなければならない。

我々台湾を支持する日本の各団体は馮寄台発言に抗議する運動を行うとともに、「台湾地位未定論」を宣揚し、日本政府に対して「日本は台湾を中華民国などに返還していない」「台湾の前途は台湾人が決める」と明確に表明するよう要求し、さらには日本国民に台湾支持の世論を喚起する運動を行う計画だ。

中国の脅威の前で日本と台湾は生命共同体だ。我々日本国民は台湾国民とともに奮闘し、野蛮な中国と対抗するとともに、親中の台湾政府と日本政府とも対抗することを強く願っている。

(日本・台湾研究フォーラム会長/林建良翻訳)

掲載された漢語版は以下↓
http://www.libertytimes.com.tw/2010/new/jan/11/today-o6.htm

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これが掲載されると、ずいぶん注目されたと聞く。台湾独立派のグループからも呼応の声をもらった。

中共は「法律戦」と言う歴とした「戦争」を仕掛けてきているのである。これに対して日台が反撃しなければ、座して死を待つのみとの情勢だ。

敵の「アキレス腱」を突くだけの知恵、そして勇気を持つことを呼びかけて行きたい。

なおこの運動の一環として我々は下記の通り、二月二十八日に東京と大阪で台湾防衛デモを実施する。一人でも多くの参加をお願いしたい。

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■東京

2・28中華膨張主義を許すな!日台共闘!台湾防衛アピール行進

台湾を攻略しアジア・太平洋に勢力を伸張させるべく、軍備拡張に狂奔する中共。台湾人の国家であり、日本人の生命線である台湾に今危機が迫っている。
そこで国民党(支那人)による2・28台湾人虐殺事件(1947)の記念日に、今年も日台共闘デモを実施し、中華覇権主義の打倒と台湾防衛を訴えるとともに、チベット、ウイグル、南モンゴルの解放を求める世論を喚起する。
そして中共、世界に対し、日本人、台湾人、チベット人、ウイグル人、南モンゴル人の民族的気概を見せ付ける。
目指すは中共解体である。奮って参加を!

【日時】 2月28日(日) 集合 2時半 出発 3時半

【集合場所】 柏木公園(新宿区西新宿7−14)

JR新宿駅西口から徒歩5分。を出て小滝橋通りを大久保方面へ。新宿ガード下西交差点を越えた次の信号を左前に曲がり直進。西武新宿駅、都営大江戸線西新宿駅からも近い。

【コース】 

柏木公園→新宿センタービル前→甲州街道(新宿駅南口前)→明治通り(伊勢丹前)
→新宿6丁目交差点を左折し新宿遊歩道公園(四季の道)で解散(所要時間40分)

【主催】 2・28台湾防衛デモ実行委員会

(参加団体)日本李登輝友の会、メルマガ台湾の声、台湾研究フォーラム、
台湾独立建国連盟日本本部、在日台湾同郷会、日本台湾医師連合、日本ウイグル協会、
維新政党新風東京都本部(2月18日現在)

【問合せ】 090−4138−6397(永山)

雨天決行/プラカード、拡声器、日章旗、台湾旗、三民族旗の持参歓迎。

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■大阪

2・28中華膨張主義を許すな!台湾防衛デモ

2月28日(日)

集合場所 南堀江公園(地下鉄千日前線 桜川駅�出口 徒歩5分)
http://map.yahoo.co.jp/pl?p=%C6%EE%CB%D9%B9%BE%B8%F8%B1%E0&lat=34.66734111&lon=135.49356889&type=&ei=euc-jp&v=2&sc=3&lnm=%C6%EE%CB%D9%B9%BE%B8%F8%B1%E 0&idx=21 
     
 
14時45分集合

15時30分デモ出発

コース 公園から東進→四ツ橋筋北上→長堀通り東進→御堂筋南下→難波付近解散

日章旗、3民族旗、台湾旗(緑)もちこみ大歓迎!

主催 きなの会、日本シルクロード科学クラブ
協賛 台湾建国応援団

連絡先 uighuruighur.kina@gmail.com 

http://d.hatena.ne.jp/kinakinakurukuru/