【二重国籍問題】蓮舫氏の恐ろしい見解

【二重国籍問題】蓮舫氏の恐ろしい見解

                     好田 良弘

日本国の法務省が、「国籍事務において、台湾出身者に中華人民共和国の法律を適用
していない」との見解を発表した。「国籍事務において」の限定付きであることが気
になるが、蓮舫参院議員の二重国籍疑惑が浮上したことで結実した、最大の収穫かも
しれない。

ところで、蓮舫議員自身は、Yahoo!ニュースの単独インタビューで、「(日本と中華
民国が断交した)1972年以降、私の国籍は形式上『中国』になっています。仮に中国
の国内法では外国籍を取得した者は自動的に喪失をしているので、二重国籍にはなり
ません」と述べている。「また、日本と台湾は国交がないので、台湾籍を有していた
としても法的に二重国籍だと認定されることもありません」とも述べているから、こ
れらは、二重国籍の疑惑に弁明する過程における、苦し紛れの発言であると読み取る
ことが出来る。

問題は、苦し紛れの発言であるにせよ、蓮舫議員が台湾出身者に対する中華人民共和
国の国内法の適用を肯定したことである。民選議員による立法府が機能している台湾
に対して、中華人民共和国の国内法は共産党の独裁下で制定される。台湾出身者に中
華人民共和国の法律が適用されることは、立法委員に負託した台湾有権者の民意が全
く無視され、中国共産党の支配が実際の統治範囲外に及ぶことを意味する。つまり、
中国共産党の独裁を招き入れる発想である。

民進党の代表選で勝利した蓮舫議員は、出演した報道番組で、総理大臣を目指すと宣
言した。中国共産党の独裁を日本へ招来する総理大臣など、恐ろしいの一言である。


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