拝啓 産経新聞 原川貴郎様 330東京青空教室の報道拝見しました

「台湾の声」拝啓 産経新聞 原川貴郎様 330東京青空教室の報道拝見しました

原川貴郎様

330東京青空教室の報道としては、かなり、いい記事だと思います。

ただ、大きな問題が一つあります。青天白日満地紅旗のあたりの記述です。

まず、当日、何人かが持ち込んだ青天白日満地紅旗に抗議したのは、その男性だけではなく、台湾人女性もいました。そのことをあなたは伝えませんでした。

そして、あなたは、あたかもその男性が、青天白日満地紅旗を国民党旗だと間違えているように書きました。原川様、間違っているのはあなたです。

あなたは、その男性が誰か御存知ですか?わたしはその場にいましたが、その男性が誰か知っています。

その男性は、おそらくあなたよりもずっと長く台湾に関わり、台湾の民主化にも貢献している方です。あなたより台湾のことをもっとよく知っているだろうと思います。

その男性が、青天白日満地紅旗と青天白日旗を間違えるわけは無いのです。あなたは記者ですから、ある意味で日本語のプロです。日本語の「国民党の旗」という表現は、必ずしも「国民党旗」をさすわけではないということを御存知ですか?その男性のことを知っていれば「国民党が持ち込んだ旗」という意味で「国民党の旗」と言ったと考えるのが自然です。

あなたの書き方によって、読者は、台湾人が皆その旗を支持していて、「わかっていない人」がケチをつけたかのように誤解してしまいます。

それに、「中華民国」というのは、すでに中華人民共和国によって継承されたと考えるのが法的な考え方です。国際社会の多くは、政府承認を切り替えたのです。

ですから、今、台湾にある政治実体が、「中華民国」を名乗っていたとしても、日本および国際社会の立場では、それは間違いだということになります。日本政府は台湾のことを今、「中華民国」として言及することは無いのです。

産経新聞社は長い間、蒋介石を支持していましたね。中国国民党が台湾人を騙すのに使っている「中華民国」という虚構や、その虚構を信じ込ませるための道具であるあの旗を支持するような表現は、今後お書きにならないように御忠告申し上げます。

多田恵

2014.4.6 21:00

—記事原文—

【原川貴郎の東アジア風速計】

日本で台湾留学生が中国との貿易協定反対デモ 「最後の民主主義を守れ!」と中国人留学生エール

2014.4.6 12:00 [台湾]

 中国と台湾が相互に市場開放を促進する「サービス貿易協定」の撤回を求める大規模デモが台湾の総統府前で行われた3月30日、世界各国の台湾人留学生らが呼応し、日本でも東京、京都、福岡で抗議集会が開かれた。東京・代々木公園には300人超が集まり、協定が台湾に及ぼす影響について議論し合った。途中、ちょっとした“トラブル”も発生したが、集会を運営した台湾人留学生らは毅然と対応。飛び入りで中国人留学生も参加し、台湾の学生らに「切なる願い」を託した。

理性的に議論しよう

 「私は台湾を愛してます!皆さんも愛してますか」

 午後2時、司会の台湾人女性のコールで集会が始まった。

 当日は大雨に強風が加わり、咲き始めの桜が散ってしまうほどの悪天候。それでも司会者は中国語でさらに続ける。

「雨なんて怖くない。私たちには信念がある。立法院にいる学生も同じような境遇の中、頑張っている。彼らが守ろうとしているのは、民主主義だけじゃない。ここにいるみんなの未来だ!」

 集会は、3月18日から台湾の立法院(国会に相当)の議場を占拠し続けている学生を激励する意味も込め、日本に留学中の台湾人学生有志30人が企画。司会の女性は有志の代表者で、国際政治を学ぶ23歳の大学院生だった。

 参加者の感情に訴える言葉をテンポよく繰り出し、集会を盛り上げた司会者だったが、同時に「理性的に」と繰り返し強調。あくまで冷静に協定の問題について考えようと呼びかけた。

 続いて都内の私立大学3回生の男子学生(20)がマイクを握ると、台湾の学生らが協定に反対する理由について、日本人参加者向けに日本語で説明。要約すると(1)協定の締結プロセスが不透明で、立法院での審議も与党中国国民党が強引に進めるなど、民主主義にとって重要な「手続き」に問題がある(2)中国資本の参入で台湾経済の基盤である中小企業が打撃を受ける。出版・印刷業も開放され、結果として台湾の言論の自由がおかされかねない(3)中国との経済交流の活発化により、将来的に台湾が中国に統一されるリスクが高まる−からだ、という。

 しかし、彼もまた最後に「理性的に」と訴えた。

 「国民党も(野党の)民主進歩党も学生も、みんな台湾のために努力している。それは尊重すべきだ。ここでは理性的な態度で、真剣に台湾の将来を考えていきましょう」

多様な意見を認める

 集会が始まってしばらくした頃、突然、日本語の激しい怒鳴り声が聞こえてきた。

 「その旗を降ろせ!国民党の旗だ!目障りだ!」

 見ると、50〜60代の日本人とみられる男性が、「中華民国」の「国旗」(青天白日満地紅旗)を持っていた若い台湾人男性に向かって、激しく怒鳴っていた。(「青天白日満地紅旗」は、中国国民党が党旗に用いる「青天白日」の紋章を左上部分にデザインしているが、国民党の旗ではない)

 怒声の内容から想像するに、この男性はもしかすると「『中華民国』は中国国民党がつくった『中国人の国』であって、『台湾人の国』ではない。せっかく台湾・台湾人を応援するために来ているのだから、そんな旗など使うな」と言いたかったのかもしれない。

 突然響いた迫力のある声に、会場は一瞬静まった。だが、台湾人留学生たちはひるむことなく、即座に日本語で「降ろしません」「ここは自由なところです」「私たちは多元的な意見を理解します」ときっぱり主張した。

 「自由」と「多元的な意見」を尊重する集会の趣旨に照らせば、男性も自由に発言できるが、それに応じないのもまた自由。「言論の自由」を守るべく協定に反対する台湾の学生らが、「言論の自由」を抑圧するかのような要求を受け入れないのは当然だった。

 その後、男性が声を荒らげることもなく、集会は日本人学生や台湾人留学生ら希望者が次々に拡声器を持って意見を述べる形で進行した。

全世界の華人の問題だ

 そんな中、発言を希望する中国人の男子留学生が登場。大きな拍手で迎えられた。

 この中国人学生は、協定撤回を求める台湾の学生たちの運動について、「これは台湾だけの問題ではなく、世界中の華人が注目すべき問題だ」と提起し、台湾人の学生たちにこんな願いを託した。

 「われわれ(中国人)のように、民主政治に参加できない人のためにも、台湾が華人にとっての『最後の民主』を守ってほしい!」

 集会は、台湾の立法院や京都、福岡の集会ともインターネットで中継を結んで「協定撤回!民主主義と台湾を守ろう」などとエールを交換し、約2時間で終了。その頃には雨もすっかりやみ、留学生有志と参加者は、全員で記念撮影をして解散した。

 大きな混乱もなく、総じて「理性的」で、秩序のある集会だったと思われた。そのことを有志代表の大学院生に伝えると、勢いある司会のときとは打って変って、面はゆそうに「そう思われましたか?」。そんな控えめな彼女の後ろでは、他の台湾人留学生有志らが、大きなポリ袋を手に、付近のゴミ拾いをしていた。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/140330/chn14033021410008-n1.htm

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