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【独立運動に投身した台湾人】王育徳伝(九)

【独立運動に投身した台湾人】王育徳伝(九)

国民新聞より転載

王明理 台湾独立建国聯盟 日本本部 委員長 

台湾独立運動

一九六〇年、台湾独立運動のための結社「台湾青年社」を創立した。創立メンバー6人のうち4人が台南一中の王の教え子で、そのうちの一人、黄昭堂は、のちに独立運動の中心的代表になり、民進党政権の国策顧問になった。「台湾青年社」の目的は、台湾島内の人に代わって、国民党政権の暴政を国際社会に告発し、台湾を中華民国から独立させることであった。機関誌『台湾青年』を発行し、台湾の情勢報道、台湾独立の理論、新国家建設のビジョンを発表した。(2002年に500号で停刊)

「台湾青年社」は、その主張ゆえに、台湾政府からも中国政府からも目の敵にされ、日本においても左派からも右派からも敵視された。唯一の支援者であるはずの台湾系華僑からも怖れられ、全くの四面楚歌の状態であった。しかし、次第に台湾人留学生の中から、この運動に参加する者が現れはじめ、日本人の理解者も増えていった。
さらに、戦後の中国語教育を受けた世代にも流布するために、『台湾青年』を中文や英文でも発行した結果、より多くの留学生に影響を与えることになった。世界各地に支部ができ、1970年1月1日には、日本、アメリカ、欧州、カナダ、台湾(地下組織)の団体が統合して、「台湾独立聯盟」(本部アメリカ)が発足し、台湾の民主化運動に影響を与えたのである。

王育徳はペンの力で一生戦い続けた。『台湾青年』の他に、日本の月刊誌などにも意見を発表した。一九六四年には、『台湾―苦悶するその歴史』(弘文堂・東京)を出版したが、これは「台湾独立論」の根拠を示すものでもあった。中文に翻訳され、戒厳令下の台湾にも秘かに持ち込まれて回覧され、多くの若者に刺激を与えたと言われている。

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