【反響】「一例一休」—台湾の労働基準法改正

「台湾の声」【反響】「一例一休」 — 台湾の労働基準法改正

〔1月6日午前9時に配信した記事(“「一例一休」 — 台湾の労働基準法改正”)について、その現場にいるペンネーム「老セールスマン」さんからコメントをいただきました。現場の人々が感じていることはもちろん重要ですので、そのまま皆様に御紹介させていただきます。台湾の声編集部(多田恵)〕

現地で事業をしているものとして一言付け加えさせていただくなら、このたびの法律改正は些か拙速の感を免れません。

法案成立・翌日施行のため準備が整わず、多くの企業では賃金計算ソフトの更新など対応が間に合っていません。産業界の異議に対して労働部長が「今後関係者と話し合う」と発言するなど、後手に回った感を否めません。施行前に労使双方に十分な説明を行い、意見を求めればこれほどの騒ぎにはならなかったと悔やまれます。

また、台湾の法律では残業手当算出の基礎給与は月額を30日で割ったものですので、時給に直すと最低賃金すら満たない場合もあるそうです。
直接には日本と比較することは難しいと思います。

新政権は台湾国民の広範な支持を受けていますが、実務レベルでの未熟さが続くと心配です。

2017.1.8 10:00

カテゴリー: 台湾の声 タグ: