4月5日〜9日、台湾人画家の李素貞さんが東京芸術劇場ギャラリーで初個展

一人の母親が描いた台湾 李素貞創作油絵個展

・日 程:2017年4月5日 (水) 〜2017年4月9日 (日)

・会 場:東京芸術劇場 ギャラリー1
     〒171-0021 東京都豊島区西池袋1-8-1 
     電話 03-5391-2111(代) FAX 03-5391-2215
     <受付時間>9:00〜22:00(休館日を除く)

     【交通】JR・東京メトロ・東武東上線・西武池袋線 池袋駅西口より徒歩2分。
         駅地下通路2b出口と直結。
     http://www.geigeki.jp/performance/20170405g1/

・チケット料金:無料

・お問合せ:フリージアグループ企画室 関口 03-6635-1777

・主 催:日台佐々木芸術交流会 フリージアグループ


台湾の姿描き50年「自分の絵が歴史を記録していると気づいた」 李素貞さん(65) 
【産経新聞:2017年4月3日「きょうの人」欄】
http://news.livedoor.com/article/detail/12883185/

 日本では初となる個展を5日から東京芸術劇場ギャラリー(東京・西池袋)で開く。

 油彩を中心に約70点。絵を描いて50年。小学校の教師、そして2人の子供を産み育てた母親の目
で見つめた台湾の姿や社会現象がモチーフだ。

 「日常生活で自分が感じたことを素直に表現してきただけだが、改めて整理すると自分の絵は歴
史を記録していることに気づいた」

 例えば、1997年の香港の中国返還をテーマにした「籠中鳥」。人物の前に2羽の鳥が描かれてい
るが、1羽は籠の中にいる。籠の中の鳥は香港で、外の鳥が台湾だ。今から20年前に描いた。当時
は「台湾よ、あなたも籠の中に入りたいのか」との問いかけを込めたが、現在の香港を見るとき、
この絵は未来を示唆していた。

 太い線で描かれた作品は画家ルオーを想起させるが、もっと混沌(こんとん)としていてみる者
を不安にさせる。

 創作活動の「伏流」としてあるのは、中国国民党による弾圧の記憶だ。5歳のある日、若者たち
が憲兵らに石で頭を殴られ、けがをしたまま車で連行される場面を目の当たりにした。このときの
強烈な残像は、その後の創作に大きな影響を及ぼしているという。

 今年97歳になる父親は5年前、国民党政権が台湾住民を弾圧した47年の「二・二八事件」の犠牲
者と遺族を描いた作品を見て、事件の際に自分の命が危険にさらされたことを初めて明かした。

 苦難の時代を経て今の民主的な社会がある。「日本の方にもこんな台湾の近代史があることを
知っていただければ」。作品とは対照的な柔和な笑顔で語った。(原川貴郎)

■李素貞(り・すじん)
1951年、台湾・台中県大雅郷生まれ。高雄市立明正、復興小の校長や台中芸術家クラブ会長を歴
任。台湾各地や中国の北京、四川などで個展やグループ展を多数開催。


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