21日から靖国神社で「英霊たちの言霊─書画に甦る若者決死の声」展が開催

筆をとったのは李登輝前総統にも芭蕉俳句を寄贈した鈴木利男氏

 9月21日から靖国神社の遊就館において、本会会員でもある鈴木利男氏が「特攻兵士ら
が故郷の家族らにあてた“言葉”を独特の書体と画で表現した」という「英霊たちの言
霊─書画に甦る若者決死の声」展が開かれる。

 靖国神社には、李登輝前総統の実兄の岩里武則命(台湾名・李登欽)をはじめ、大東
亜戦争で戦歿された台湾出身のご祭神27,864柱もお祀りされている。

 李登輝学校日本校友会(李登輝学校研修団の卒業生で構成)は、平成17年12月4日に第
1回目の「台湾出身戦歿者慰霊祭」を開催し、今年で3回目となる。書画展は12月10日ま
で開かれているので、今年はその期間中の開催となる予定だ。

 ちなみに、鈴木利男氏は李登輝前総統に、芭蕉が「奥の細道」で作った全ての俳句を
書画にしてお贈りしたこともある方だ。ぜひ靖国神社・遊就館を訪ねご参観いただきた
いものだ。                             (編集部)


英霊たちの鎮魂曲 21日から靖国神社で書画展
【9月18日 産経新聞】

 英霊の言の葉の中から特攻隊員や法務死関連者の遺書など112点を「書」と「画」に託
した「英霊たちの言霊(ことだま)−書画に甦(よみがえ)る若者決死の声」展が、21
日から、靖国神社・遊就館で開かれる。

 筆をとった元海軍少尉の鈴木利男さん(82)は、横浜国大建築科を繰り上げ卒業し、
海軍飛行機整備予備学生として入隊。小松海軍航空隊の予科練生の教官を務めた。今回
の作品群は、特攻兵士らが故郷の家族らにあてた“言葉”を独特の書体と画で表現した
レクイエム(鎮魂曲)だ。

 「誰をも憎まず、怨(うら)まず、その言霊から発する深いひびきは毅然(きぜん)
として死を克服している。そしてその瞬間、素晴らしい自己発見をしている。何千年に
もわたるわが祖先たちの伝統、歴史が生み出した大和魂そのもの。耳を澄ませばその息
づかいが聞こえてくる」という鈴木さんの思いに、靖国神社の南部利昭宮司は「一人で
も多くの方々に御拝観をいただき、御祭神方の祖国や家族に対する至情に思いを致して
いただきたい」との言葉を寄せている。

 戦後62年。繁栄の裏で、われわれ日本人が失いかけた何かを思い起こさせてくれそうだ。

 書画展は12月10日まで開かれる。


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