許世楷大使らがNHKの「330太陽花学運デモ」参加者数の報道を批判

3月30日に行われた台湾の「330太陽花学運デモ」を伝えるNHKは、その参加者数について「11
万人を超える市民が馬英九政権への不満を訴えました」と報じた。これは警察発表の数字だ。

 主催者側は約50万人と発表し、どのメディアも「警察発表で11万人超(学生発表で約50万人)」
(共同通信)など主催者発表と警察発表の参加者数を併記している。警察発表数字のみを報道した
のはNHKだけだった。

 これに対し、メルマガ「台湾の声」は、抗議デモを矮小化し、馬英九政権に肩入れする偏向報道
だと、「一緒に抗議を表明してください」と呼びかける許世楷・元台北駐日経済文化代表処代表な
どからの批判の声を紹介し、さらに具体的に「NHKはウクライナ・沖縄基地反対では主催者の数
字のみ」報じ、警察発表数字は報じていないとして「恣意的で、悪質なダブルスタンダード」と非
難、NHKに対して主催者側の統計を含めたニュースを改めて放送するよう求めている。

 この批判に対し、NHKはグウの根も出ないだろう。弁解や反論の余地はない。速やかに訂正放
送に応ずるしかない。


【NHKに抗議】恣意的報道!ウクライナ・沖縄基地反対では主催者の数字のみ

【メルマガ「台湾の声」:2014年3月31日】

 NHKはウクライナ、沖縄のデモは主催者側発表のみを伝えている。

 2013年12月25日「反政府デモ続くウクライナ」
 http://www.nhk.or.jp/worldwave/marugoto/2013/12/1225.html

 2013年1月27日 17時56分「基地問題の解決求め大規模デモ行進」

 それなのに台湾では政府側である警察の統計のみを発表するのは恣意的であり、悪質なダブルス
タンダードである。

 すでに台湾のメディアでは警察発表の数字に疑問の声が挙がっている。たとえば、アップルデイ
リー(リンゴ日報)の報道である。NHKは報道人に求められる、そういう検証を怠(おこた)った。

 ましてや、今回、政府側は24日に流血の鎮圧を行っているのである。NHKは人権・民主主義の
側に立つのか、独裁的権力の側に立つのか?

 これは客観公平を追求すべき報道人の精神に悖(もと)るものであり、ましてや公共放送として
あってはならないことである。日本を代表する放送局として恥ずかしくないのか?

 30日に行われた台湾の大規模デモについて主催者側の統計を含めたニュースをあらためて放送す
るようNHKに求める。

◆NHKふれあいセンター(NHKの放送した番組についての意見受付窓口)
 TEL:0570-066-066(ナビダイヤル) IP電話などから:050-3786-5000
 (受付時間:午前9時から午後10時 無休)
 FAX:03-5453-4000
 メールフォーム:http://www.nhk.or.jp/css/goiken/mail.html

◆NHK台北支局
 TEL:+886-2-2797-5880  FAX:+886-2-2797-5885

◆問題のニュース

台湾 学生呼びかけ大規模集会
NHK:2014年3月30日 18時00分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140330/k10013361771000.html

 台湾で、中国との間で結ばれた経済協定の撤回を求めて議会を占拠している学生たちの呼びかけ
で大規模な抗議集会が開かれ、11万人を超える市民が馬英九政権への不満を訴えました。

 台湾では、去年6月に中国と結ばれたサービス分野の自由化協定を巡って、与党が協定の発効に
向けた手続きを一方的に進めようとしたことに学生たちが反発し、今月18日から議会を占拠してい
ます。学生たちは、馬英九政権が協定の撤回には応じないとしていることから、運動を拡大しよう
と、30日、総統府の前で大規模な抗議集会を呼びかけました。

 集会には警察の発表で11万人を超える学生や市民が参加して総統府の周辺を埋め尽くし、「協定
を撤回し、民主主義を守れ」などと馬英九政権への不満を訴えました。集会に参加した人たちは、
「このまま協定が発効すれば中国との統一に向かってしまう」などと話していました。

 馬英九総統は29日夜、中国と新たに協定を結ぶ際には内容を議会などで事前にチェックする制度
を法制化する方針を示し、学生側の要求に歩み寄りをみせましたが、学生たちは協定そのものの撤
回を求める姿勢を崩していません。

 台湾のテレビ局の世論調査では、「協定は撤回すべき」と答えた人が63%に上っていますが、仮
に協定を撤回すれば中国との経済連携に大きな影響が出ることは確実で、馬英九政権は難しいかじ
取りを迫られています。

香港では台湾学生支援デモ

 一方香港では、中国との経済協定に反対する台湾の学生たちを支援しようとおよそ800人がデモ
行進を行い、「香港と台湾が団結して民主主義を守ろう」などと訴えました。

 これは香港の学生団体が呼びかけたもので、学生などおよそ800人が参加し、横断幕などを持っ
て香港の中心部を3キロにわたってデモ行進しました。

 参加者たちは、中国本土との間で経済面での一体化が進めば、中国共産党による政治的な影響力
が強まり、台湾や香港の民主的な制度が損なわれるおそれがあるとして、「香港と台湾が団結して
民主主義を守ろう」と訴えました。

 香港では中国本土との一体化に根強い反発があるほか、2017年に予定している香港トップの行政
長官を選ぶ市民による直接選挙を巡って、中国政府が影響力を行使してくるのではないかと懸念が
高まっているだけに、中国本土との関係を巡って台湾の学生たちの行動に共感が広がっています。

 デモ行進に参加した香港の男子学生は、「香港では1国2制度が50年間続くはずなのに、徐々に中
国との一体化が進み、民主主義の制度が影響を受けているので、台湾の学生たちを支持したい」と
話していました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140330/k10013361771000.html


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・「集団的自衛権の確立と台湾」渡部昇一先生講演録(2013年3月24日)
・日本李登輝友の会設立総会(2002年12月15日)
・「台湾の将来と日本」中嶋嶺雄先生講演(2003年6月1日)
・平成15年 日台共栄の夕べ(2003年11月30日)
・許世楷新駐日代表歓迎会(2004年7月18日)
・「私と世界人権宣言─深い日本との関わり」盧千恵先生講演(2004年12月23日)
・「台湾の現状と日台関係の展望」許世楷先生講演(2005年4月3日)
・2004年 李登輝前総統来日特集(2004年12月27日〜2005年1月2日)
・2007年 李登輝前総統来日特集「奥の細道」探訪の旅(2007年5月30日〜6月10日)
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