線路求め台湾で長編映画化 映画「トロッコ」 川口浩史監督に聞く

SANKEI EXPRESSより
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/100521/tnr1005211710016-n1.htm 

長い助監督時代を経て、川口浩史監督(39)が映画「トロッコ」で初めてメガホンをとり、少年の成長と家族の絆(きずな)を描いた。ハンチング帽をかぶり映画を熱く語る姿は、昭和のにおいを感じさせる。

芥川龍之介の短編小説「トロッコ」は、線路の敷設工事をする男たちがひくトロッコを、自分も操縦したいと願い出る少年の物語。川口監督は子供のころ教科書で読み、主人公・良平のあこがれと恐怖に「心から共鳴した」という。いつか映画にしたいと温めていたが、撮影できる線路は日本で見つからず、たどりついたのが台湾だった。

■歴史的関係に心打たれ

トロッコと台湾を結んだキーパーソンが、台湾出身の撮影監督、リー・ピンビン。是枝裕和(これえだ・ひろかず)監督の「空気人形」(2009年)や12月公開作「ノルウェイの森」の撮影監督として腕の良さを知られる。川口監督が助監督を務めた「春の雪」(05年、行定勲(ゆきさだ・いさお)監督)でリーに出会ったとき、撮影の合間に尋ねた。「台湾にトロッコ線路あるかな?」「まだ残っている。行くなら、またおれに聞けよ」

川口監督は台湾に行き、林業で使われていたらしい山中の線路を巡った。滞在時、美しい日本語で話しかけてくる老人たちから日本と台湾の歴史的な関係を教えられ、心を打たれた。

大正時代の小説を映画にするつもりだったが、現代の台湾を舞台とした長編映画に生まれ変わった。「芥川の小説は伊豆の話だけど、台湾でやっちゃおうという飛び越え方ができるのが映画のおもしろさです」

8歳の敦(あつし)と6歳の凱(とき)は、母親(尾野真千子(まちこ))に連れられ、亡くなった父親の故郷・台湾を訪ねる。生前の父から手渡された古い写真には、トロッコを押す少年が写っていた。敦の前にいる祖父の戦前の姿だった…。

「助監督のときは作る現場のことばかり。今回は資金集めから宣伝まで初めてづくしで、こんなに大変かと。自分でトロッコに乗ったようなものですね」

東京・シネスイッチ銀座、大阪・梅田ガーデンシネマなどで5月22日、ほか全国順次公開。(市川雄二/SANKEI EXPRESS)

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「トロッコ」上映案内
http://torocco-movie.com/theater.html  

5/22(土)〜 東京・シネスイッチ銀座 TEL:03- 3561-0707 ※5/22(土)10:50の回上映終了後、舞台挨拶あり。
5/22(土)〜 神奈川・横浜ニューテアトル TEL:045-261-2995 ※5/22(土)13:50の回上映終了後、舞台挨拶あり。
5/22(土)〜 大阪・梅田ガーデンシネマ TEL:06 – 6440 – 5977
5/29(土)〜 千葉・千葉劇場 TEL:043-227-4591
6/19(土)〜 福岡・ソラリアシネマ TEL:092-733-7375
6/26(土)〜 北海道・ディノスシネマズ札幌劇場 TEL:011-251-6665
6/26(土)〜 群馬・シネマテークたかさき TEL:027-325-1744
7/17(土)〜 愛知・名古屋シネマテーク TEL:052-733-3959
7/24(土)〜 広島・横川シネマ TEL:082-231-1001
8/7(土)〜 宮城・桜井薬局セントラルホール TEL:022-263-7868
8月 京都・京都シネマ TEL:075-353-4723
9/4(土)〜 兵庫・元町映画館 8月オープン
9/25(土)〜 静岡・シネマe_ra TEL:053-489-5539
近日 三重・進富座 TEL:0596-28-2875
近日 岡山・シネマ・クレール TEL:086-231-0019
近日 沖縄・桜坂劇場 TEL:098-860-9555


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 日本と台湾の文化交流を主とした新しい日台関係を築いていくため、台湾との豊かな交
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