第二回「2009台日観光サミット in 静岡」が開催

昨年の日台双方の行き来は240万人 台湾の旅行先第1位は日本

【3月18日 台湾週報】
http://www.taiwanembassy.org/JP/ct.asp?xItem=84288&ctNode=3522&mp=202

 2008年は、原油価格高騰、燃油サーチャージの増額、世界的な金融危機などの不利な要
因による影響の下で、台湾と日本、さらには世界的な観光市場さえも厳しい試練に直面し
た。

 このような不利な経済環境の中で、日本全体の出国者数は1,598万7,240人に止まり、
7.6%減少した。しかし、来台者数はなおも100万人を超え、108万6,691人に達した。これ
は6.83%のマイナス成長ではあったが、データからは台湾はやはり日本人旅行客に人気の
ある旅行地の1つであることがうかがえる。また同様に、2008年における台湾の国民の出
国者総数は合計846万5,172人で、前年比5.56%減となり、50万人減少した。経済不況によ
り出国意欲に影響したにもかかわらず、台湾からの日本訪問者数は2.26%のプラス成長と
なり、130万9,847人になった。これは日本もまた、台湾の国民が海外旅行に選ぶ第1位の
地であることを実証したものであった。

 まさにこのような環境と時期において、近隣国家間との観光交流の協力を強化し、とり
わけ台日双方のinbound(本国行き)ならびにoutbound(外国行き)市場の特別なパート
ナーシップを緊密に結びつけることは、特に重要な意義を持つものである。

 交通部観光局は「2008−2009旅行台湾年」計画を推し進めており、2008年の外国人旅行
客による来台者数は384万5,187人という最高記録を更新し、前年比3.47%増となり、
inbound業者は外国人旅行客の来台推進に対してより一層自信を持つものとなった。

 しかも、このような自信の源は、2008年3月に台日双方の旅行業と観光業界の主な
inbound/outboundの旅行業者の全面的な支援の下で、「台日観光推進協議会」を共同で設
立し、台北で「第一回台日観光サミット」を開催し、双方は2010年に台日双方の観光客に
よる相互訪問者数300万人の目標を共同で推進するというコンセンサスを達成したことに
ある。

 第一回の同サミットの成功に続き、今年6月の静岡空港開港に対応し、さらには台日間
における今後の観光交流の形態を先導し、双方の往来がより一層便利になるようにしてい
くために、台日双方の旅行業者は2009年3月16日に静岡県静岡市文化センターで「第2回
台日観光サミット」を盛大に開催した。

 今回の同サミットでは再度、台日双方の観光業界ならびに日本政府から重要視され、双
方の観光業界関係者約110名あまりが出席し、日本側からは観光庁の神谷俊広・次長、石
川嘉延・静岡県知事、日本観光協会の中村徹・会長、日本旅行業協会(JATA)の金井耿・
会長をはじめ、日本旅行、近畿ツーリスト、ユナイテッドツアーズ、阪急交通、ジャルパ
ック、西武トラベルなど台湾の旅行商品販売に携わる大手旅行業者数社および台日間の航
空便のある日本航空、全日空などの航空会社の代表も出席した。

 また、台湾側からは台北駐日経済文化代表処の馮寄台・駐日代表、観光局の頼瑟珍・
局長、JTB台湾、假日、保保、新亜、天喜、雄獅、五福、鳳凰などのinbound/outboundの
旅行社の董事長(会長)および中華航空の魏幸雄・董事長、エバー航空の李士亮・副総経
理(副社長)、台湾観光協会の張学労・会長、そのほか、円山、晶華、渓頭米堤などの国
際観光ホテルの総経理以上の関係者がこのサミットに出席した。

 今回の同サミットでは、観光局が現在推進している「2009年旅行台湾年」「海外の中国
大陸住民の来台措置」について、日本市場において宣伝による販売促進強化措置をもって
日本人旅行客への重視を深め、旅行コストを抑え、業者との協力により旅行客送り込みの
強化、新しい旅行セット商品の開発といったテーマから着手していることを報告した。

 また、台湾と中国大陸地区双方の観光旅行が全面的にスタートしたことに対応し、日本
在住の中国人の来台市場開発、日本・台湾・中国の3カ国の観光ルート面での課題につい
ても共同で考えるものとなった。

 同サミットにおいて、双方はいかにして観光客送り込みの目標を達成していくかについ
て踏み込んだ討論ならびに対策を協議し、これについては引き続き観光交流を強化し、旅
行の障害を排除すると共に、燃油サーチャージ減額のプラス条件を適切に把握し、羽田空
港と台北の松山空港間の通航を積極的に促し、それによりさらに多くの観光客数を誘致し
ていくようにする。

 また双方は、2010年を「台日観光交流年」と位置づけ、交流を拡大し、双方の共同努力
により2010年には双方の旅行客300万人の目標を達成させるようにしていく。

 さらに、青少年交流は今後の台日双方における相互信頼の構築にとり深い意義があると
認識しており、今後、修学旅行、学生によるホームステイ体験推進を強化していくと同時
に、シルバー族による双方の交流を発展させていく。

 双方は上述のコンセンサスと理解による基礎の下、引き続き台日観光を積極的に推進し、
台日間の往来拡大を図り、台日観光交流のより一層の良好なる発展に対する信念と自信を
持つようにしていくと共に、2010年の「第三回台日観光サミット」の台湾開催を誓った。

                         【交通部観光局 2009年3月17日】


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