産経の記事を読んで李登輝前総統へのお便りが続々届いています

李登輝前総統が靖国神社参拝を希望!!

 5月29日付の産経新聞に「産経新聞李登輝学校」の記事が掲載されました。こ
の記事では、李登輝前総統が首相の靖国参拝に触れ「靖国神社への参拝を取りや
めたところで次にまた別の問題を(日本に対し)突きつけてくるのが中国人の考
え方 だ」と講義の中で話し、また「国のために亡くなった人を大事にするのは当
たり前。私も(靖国神社参拝に)行きたい」と述べたことも紹介しています。
 この記事を読んで、李登輝前総統の実兄の岩里武則氏(台湾名=李登欽)がご
祭神として靖国神社に祀られていることを初めて知った方も少なくなかったよう
です。
 靖国神社には高砂義勇隊隊員や台湾少年工など台湾出身の軍人・軍属27,864柱
が祀られており(平成16年10月17日現在)、岩里武則命もそのお1人です。海軍上
等機関兵として第32特別根拠地隊に属していた岩里武則命は昭和20年2月15日、
ルソン島マニラ市にて戦死されています。現在、靖国神社の遊就館には、名越二
荒之助・元高千穂大学教授が提供された遺影が掲げられています。
 当然のことながら、李登輝前総統が靖国神社に参拝されたいというのはご遺族
として自然な感情の発露といえます。事実、台湾からは多くのご遺族や戦友の方
々が参拝にきておりますので、その中に李登輝前総統の姿があってもなんら不思
議はありません。
 この産経新聞の記事を読んだ読者の方々から「ぜひ李登輝前総統に届けて欲し
い」とのことでお便りをいただいています。ここにお便りと産経の記事をご紹介
いたします。
 お便りは、必ず李登輝前総統にお届けするとともに、このメルマガにてご紹介
いたしますが、メルマガ掲載を希望されない場合はその旨を記してください。 
                               (編集部)


【5月29日付産経新聞】
 台湾で「産経李登輝学校」開催 
 靖国参拝中止しても中国の反日変わらず
 
【台北=河崎真澄】産経新聞の読者が前総統の李登輝氏を台湾に訪ね、日台関係
への理解を深める「第四回産経李登輝学校」(産経新聞社主催)が開かれた。 李
氏は二十七日、台北郊外で行った講義で、「靖国神社への参拝を取りやめたとこ
ろで次にまた別の問題を(日本に対し)突きつけてくるのが中国人の考え方 だ」
と話し、仮に小泉純一郎首相が靖国参拝を中止しても、中国の反日姿勢には変化
はないとの見方を示した。
 李氏はさらに「国のために亡くなった人を大事にするのは当たり前。私も(靖
国神社参拝に)行きたい」とも述べた。李氏の実兄は太平洋戦争で日本兵として
戦死。靖国神社に祭られている。
 また李氏は、「台湾は戦後処理を終えていない国際問題であり、日米ともに責
任がある」と指摘し、戦後六十年を経ても台湾の主権帰属問題は確定していない
との考えを示した。
 その上で、北朝鮮問題をめぐる「六カ国協議」をモデルに、「日米台中による
話し合いをワシントンで行ったらどうか」と話し、台湾の主権帰属や台湾海峡の
安全保障を論議する「四カ国協議」実施を提唱した。
 李氏は昨年十二月末から今年一月にかけて名古屋や金沢、京都などに家族旅行
したが、「日本は進歩の中に伝統が失われていないと感じた」と強調。さらに
「(芭蕉の歩いた)奥の細道も歩いて日本人の生活に残る『わび・さび』の心を
味わいたい」とも話し、再訪日に期待をにじませた。
 日本各地から集まった読者二十八人は二十五日に台北入り。かつて中台の激戦
地だった台湾支配下の離島、金門島を視察したほか、総統府などを参観し、二十
八日に帰国の途についた。


拝啓 李登輝前総統様

 前総統のご発言を産経新聞の報道で読ませて頂きました。古くからの友人に励
まされているような気持になるとともに、勇気付けられました。ありがとうござ
います。
 また、前総統のお兄様が靖国にいらっしゃる事は存じ上げませんでした。不勉
強で申し訳ありませんでした。ご自分の肉親への参拝もまかり通らない現状を日
本政府に代わってお詫びします。ごめんなさい。
 私が次に参拝する時にはお兄様への哀悼の念をも祈らせていただきます。
 少数の狂信的な者が存在するのも事実ですが、日本国民は前総統及び台湾国に
大変親しみを感じております。日本へ是非再びいらしてください。その時は是非
靖国をご参拝いただきたく存じます。
 向暑の折どうぞお身体御自愛願います。いつまでもお元気で。
                         (東京在住 41歳 男)


李登輝前総統閣下へ ぜひ靖国神社にきてください

 はじめてお便りを差し上げます。私は、日本の横浜に住む会社員で寺山と申し
ます。
 今、日本の政治家が中国に媚びて、靖国神社からのA級戦犯の分祀や、参拝中
止についての発言を繰り返しています。そこに李登輝閣下から靖国に理解のある
発言があり、いったいどちらが日本の政治家なのかと暗澹たる気分になります。
 しかし、李登輝閣下の発言は日本国民に勇気を与えるものです。
 今、日本は戦後60年、最大の国家存亡の危機にありますが、しかし、これは日
本再生のチャンスでもあります。我々日本国民も頑張りますから、台湾国民も頑
張ってください。海洋国家同士、共に自由で豊かで安全な世界を築いていきまし
ょう。
 台湾は、絶対に中国に勝たなければいけません、飲み込まれたらだめです。
 私は現在42歳ですが、私の世代以下の日本人の多くは、中国の危険性と台湾の
重要性を理解しています。日本は変ります。早急に変えなければなりません。
 そして、李登輝閣下には、ぜひ自由に日本に来て靖国に参拝して頂きたい。必
ず国賓として来日し陛下と会って頂きたい。ですから、健康に気をつけて必ず元
気でいてください。
                        (横浜在住、42歳 寺山)


李登輝様と台湾を応援しています

 日本と台湾は利害関係が多くの部分で一致しています。尖閣を李登輝様路線で
行けば、両国の関係にほぼ障害は無い。
 日本も台湾を利用すれば良いし,台湾も日本を利用すれば良い。双方利用し合
っている日米関係と同じです。
 ただ一つ日米関係と違うのは、台湾の市民と日本の市民がとても似た気質であ
り、市民レベルでとても良い友人になれるということです。
 私の前職場に台湾の女性がいました。彼女は日本語は話せましたが、敬語(謙
譲語や尊敬語の違いなど)が難しいようでした。
 営業部に配属されてから、彼女は本当に努力して私たち同期よりも時間は掛か
りましたが、一人前の営業マンとなりました。その後は職場のキーマンとして大
活躍しておりました。
 彼女と台湾人を私は尊敬しています。そして、そういった市民レベルの付き合
いが、私達日本人と、台湾の皆さんとをつなぐ架け橋になると信じています。今
後も李登輝様のご活躍により、日本と台湾の歴史を越えた関係を築いていけると
期待しています。
 今後とも応援しています。匿名で失礼します。
                              (匿名希望)


御礼 李登輝先生ご発言に対して

 李登輝殿
 日本語にて失礼いたします。
 上記記事での李登輝閣下にたいして御礼申し上げたく存じます。我が日本は未
だに国内外において、反日勢力に悩まされ続けており、国内の政治家が発言しに
くいことを代弁していただきありがとうございます。
 最近、我が国の野党は日・中・韓を中心とする東アジア共同体に熱心な輩が蠢
動しておりますが、私は台・日・ASEAN・豪による海洋国家連合により中国
に対抗していくべきだと思っています。
 情けない事ながら現在は貴国とは国交すら確立できておりませんが、我が国の
若年層の東アジア諸国の評価は、台湾>>>>>>>>>>>>>>>中国>>
韓国>>>>>>>>>北朝鮮が多いようです。
 近い将来に台湾を友好の手を取れるよう、小生も努力していく所存です。
 閣下におかれましてはどうぞそれまではお見捨てなきようよろしくお願い申し
上げます。
                         (日本国民 酒井弘一)


李登輝さん、頑張って!

 日本と台湾は、地政学的に見ると一心同体。お互いの繁栄には、不可欠に思い
ます。
 台湾に関する書籍を何冊か読みましたが、親近感を覚えます。台湾の繁栄と独
立を切に思います。体調に気を付けて、頑張っていただきたいです。
                              (匿名希望)