李登輝学校で学んだこと  阿部 伸一郎(セントラルグループ代表)

本会の岐阜県支部は、全国17番目の支部として平成20年(2008年)4月26日に設立されていま
す。支部長は、理事で村上商事代表取締役の村上俊英(むらかみ・としひで)氏。今年から同じく
理事をつとめていただいている公認会計士の村上秀次(むらかみ・しゅうじ)氏はご子息。本会初
の親子理事です。

 岐阜県支部にはもう一つ初めてのことがあります。県が名古屋市を囲むように東西に長いことか
ら東濃と西濃に分かれ、この東濃に分会が設立されています。4年前の平成23年(2011年)12月10
日のことです。

 この分会の会長に就いたのが、日本李登輝学校台湾研修団(略称:李登輝学校研修団)にも参加
経験を持つ、恵那市にあるセントラルグループ代表でセントラル建設の阿部伸一郎(あべ・しんい
ちろう)社長でした。

 李登輝学校研修団への参加は、阿部氏にその台湾観を一変させるほどの大きな影響を与えたよう
で、地元紙「岐阜新聞」から寄稿を求められて執筆したのが「李登輝学校で学んだこと」。下記に
その全文をご紹介します。


李登輝学校で学んだこと  阿部 伸一郎(セントラルグループ代表)
【岐阜新聞:2015年9月5日「素描」欄】

 現在、「日本李登輝友の会」岐阜県支部副会長及び東濃分会の会長職を拝命している。その縁が
もとで、これまでに3度訪台し、李登輝元総統をはじめ、元駐日大使や大学教授などが講師をつと
める李登輝学校で学んだ。

 台湾は先の震災の際にどの国よりも多くの義援金を寄せてくれた。前述の講師は、その理由を熱
弁した。「台湾は大の親日国である。それは、日本の大方のマスコミの論調とは違い、日本統治時
代に起因する。日本の統治手法は、統治国を自国と同様に扱う『内地延長型』であった。これは欧
米列強の『搾取型植民地支配』とは真逆で、日本のおかげで台湾は近代的国家となり得た」。

 1895年。台湾は清国から日本に割譲された。当時の台湾はマラリアなどの風土病や原住民の反乱
が多発しており、清国は文化や文明の及ばない「化外(けがい)の地」として放置していた。加え
てアヘン中毒者があふれ人身も土地も荒廃していた。

 そこにやって来た日本は、台湾中に学校を建て、優秀な教育者を派遣した。同様に各地に病院も
建設し、解決不能といわれた衛生状況を一変させ、アヘン吸引の根絶にも成功した。また、ダムや
灌漑用水路を建設し、全域に電気を供給。不毛の地をアジア有数の穀倉地帯に変えた。台北に水道
が完成したのは、東京よりも早かったという。

 日本の統治を全肯定する気は毛頭ない。しかし「日本が行ったことは全て間違っていた」とい
う、今日我が国に蔓延(まんえん)する価値観も、正しくないことを、かつて日本の統治下にあっ
た台湾で学んだ。

 学校教育しかり、マスコミ報道しかり、伝える側の省察が求められる。


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・許世楷駐日代表ご夫妻送別会(2008年6月1日)
・2007年 李登輝前総統来日特集「奥の細道」探訪の旅(2007年5月30日〜6月10日)
・2004年 李登輝前総統来日特集(2004年12月27日〜2005年1月2日)
・許世楷先生講演録「台湾の現状と日台関係の展望」(2005年4月3日)
・盧千恵先生講演録「私と世界人権宣言─深い日本との関わり」(2004年12月23日)
・許世楷新駐日代表歓迎会(2004年7月18日)
・平成15年 日台共栄の夕べ(2003年11月30日)
・中嶋嶺雄先生講演録「台湾の将来と日本」(2003年6月1日)
・日本李登輝友の会設立総会(2002年12月15日)


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