李登輝前総統への来日歓迎メッセージ【14】

李登輝前総統への来日歓迎メッセージが届いています。到着順にご紹介し、李登輝前
総統にもお目通しいただきます。どうぞ、読者の皆さまも一言で結構ですのでメッセー
ジをお寄せ下さい。

 なお、メッセージは趣旨を変えないで添削させていただく場合もあることをご了承く
ださい。また、メッセージのタイトルは原則としてお寄せいただいたものを使わせてい
ただきますが、編集部で付け直す場合もあることをご了承ください。

 李登輝前総統への歓迎メッセージですので、余程のことがない場合を除き、お名前を
記してお寄せいただきますようお願いします。ペンネームなどの場合はその旨を記して
ください。

 これまでの歓迎メッセージはホームページに掲載しています。今回来日に関するこれ
までのすべての報道も掲載していますので、併せてご覧ください。    (編集部)

■日本李登輝友の会ホームページ
 http://www.ritouki.jp/


幅広い階層、年代の人が集まったことにも感激

                               香港在住 好田良弘

 7日の講演会と歓迎会に香港から参加しました。

 李登輝先生のお姿を間近に拝見し、ご高説を拝聴できたことはもちろん大きな喜びで
すが、それとともに、著名人から市井の人、日本の台湾統治時代を知る年輩者から、昭
和も未の時期に生まれたであろう若者まで、幅広い階層、年代の人が李登輝先生をお慕
いし、集まったことにも感激しました。

 ご退席の際には「阿輝伯」の歌でお見送りしようと李登輝学校研修生仲間を探したの
ですが、急なことでしたので近くに見付からず、果たせませんでした。この歌が日本で
も広まり、次回のご来日の際には、折に触れて自然発生的に合唱できるといいな、と願
っています。


13億を選んだ金色夜叉堂

                                 健康法師 58歳

拝啓 中尊寺様

 このたびは、台湾の李登輝前総統に対しまして、消防服の坊さんが対応をするという、
誠に無礼なふるまいをした事に猛省を求めるものであります。本来なら頭を丸めて謝罪
してもらいたいところであります。

 小生、岩手県出身者といたしまして、恥ずかしく涙の出る思いでありました。万人に
対して、すべて平等にという崇高なる慈悲の心。これからも中尊寺をお参りするときに
は、自費(変換間違いではありません)の心をという、その信念を曲げず、他のいかな
る国からの賓客に対しても、同じような対応をなされる事と期待申し上げます。

 今後とも、貴寺の名に恥じぬよう、「中******(どうやら余のパソコンにはこの国名
がないようである)を尊ぶ寺」とならぬように、我々は今後とも厳しく監視していきた
いとの思いであります。

 聞くところによりますと、貴寺は世界遺産指定を申請中とのこと。これからは、貴寺
が世間の人々の心の中の「負の世界遺産」にならぬよう心からお祈り申し上げます。

 ここで当日のエピソードを一つ、ご披露させていただきたいと思います。

 小生、不届きながら信仰心を持たぬ輩でありますが、岩手県の教育が良かったせいか
少しばかりの仏心は持っているつもりであります。当日、金色堂の入場券売り場の担当
の、お坊様に「台湾の前総統で84歳の膝の悪い、李登輝さんという方が、まもなく金色
堂を見学されます。坂道を登ってこられるので、つきましては休憩用の椅子を貸してく
ださい」とお願いしましたところ、快く貸してくれました。

 とりあえず事務用のキャスター付きで少々危ないと思いましたが、それを借りて、李
登輝さんをお待ちしていたら、件のお坊様が、自発的に安全な折りたたみの椅子に代え
てくださいました。まさに、禁を破り特別の扱いをしてくださいました。何卒、この慈
悲深いお坊様を罰しないよう、ひらに御願い申し上げる次第であります。

 ちなみに、お土産売り場の、オバサンは「紀子様も下からお歩きになられました」と
のたもうていらっしゃいました。ここまで徹底していたのかと感心した次第で御座いま
す。

 へたなことを言うと、商売に響くからかと勘ぐったりもいたしました。まだまだ、お
若い紀子様と膝の悪い84歳のご老体を一緒にするなんて、あまりにも平等すぎるのでは
御座いませんでしょうか。

 小生は22歳まで岩手県人として育ちました。平民宰相の原敬、台湾で業績を残した後
藤新平、新渡戸稲造、伊能嘉矩、三田定則ほか宮沢賢治、石川啄木、数々の偉人を生み、
このような世界的な遺産を残した岩手県を誇りに思っていました。

 このような様変わりに、藤原三代の栄華に泥を塗ったことに、ただただ悲しむばかり
であります。6月8日の日光での李登輝前総統の歓迎振りとは、まさに雲泥の差、天と
地、いや天国と地獄の差でありました。県知事、市長、東照宮の禰宜、二荒山神社の権
宮司、輪王寺の門跡と錚々たる方々の歓迎セレモニーでありました。



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