李登輝前総統の来日日程

静かに遠くから歓迎し家族旅行を満喫していただきたい

 来日される李登輝前総統は昨日、ビザ申請を行い受理されました。来日報道が
はじまった16日以来、本会にもマスコミ関係者からの問い合わせや激励・感謝の
メールなどが殺到しています。Yahoo!JAPANニュースの「トピックス」から「台
湾」を検索すると、そのトップに本会のホームページが交流協会台北事務所や台
湾独立建国聯盟のホームページと一緒に紹介されているからかもしれません。
 http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/taiwan/
 マスコミからの問い合わせの多くは、李登輝前総統の日程についてです。しか
し、台湾と直接連絡を取りつつイベントなどを開催している本会といえども、こ
ればかりは分かりません。しかし、これまでの報道を総合してみると、以下のよ
うな6泊7日の日程になるようです。
 12月27日(月)、名古屋空港着にて来日。その後、金沢、京都へ立ち寄り、来
年1月2日(日)、名古屋空港から帰国。同行者は、曽文恵夫人とお亡くなりに
なった長男の奥様、英国留学中の孫娘や主治医らだそうです。
 日本へ観光でいらっしゃるのですし、前総統、つまり台湾の元首だったのです
から警護の人や身の回りをお世話する人なども付くはずで、とすれば、ご家族も
含めて10名ほどの小団体となります。当然ながら旅行代理店が入っているものと
思われます。
 いずれにしろ、私どもとしては、これ以上ないというくらいの歓迎の気持でい
っぱいです。そこで、ご家族とともに初めて訪れる日本ですし、また、報道によ
りますと「名古屋空港を利用するのは、『成田空港を利用すると、政治的に敏感
な東京に寄らざるをえない。その次の訪日に影響するのを避けるため』という」
ことですので、静かに遠くから歓迎する「静謐な歓迎体制」で臨みたいと思って
います。
 家族旅行を存分に満喫していただきたいと思いますので、やはりご本人やご家
族に不快な思いをさせないよう、また、テロ行為を誘発したりしないよう、みだ
りに握手を求めたり、宿泊先のホテルの中まで押しかけたりするような行為は慎
みたいと考えています。
 その歓迎体制をどうするかについてはいま詰めているところですので、後日、
発表いたします。来日日程に関係する主な記事を下記にご紹介します。    
                               (編集部)


李登輝氏がビザを申請
【産経新聞 12月18日付朝刊】

 【台北=河崎真澄】訪日が決まった台湾の前総統、李登輝氏(81)は十七日、
日本の対台湾窓口機関、交流協会台北事務所に、観光目的での入国査証(ビザ)
を代理人を通じて申請し、受理された。
 関係者によると、李氏は曽文恵夫人(78)と長男(故人)の妻、英国留学中の
孫娘(23)や主治医らをともない、今月二十七日に名古屋空港から入国する予定。
 一週間の予定で金沢、京都を訪れ、来月二日に再び名古屋から台北に戻る。
 李氏の訪日は、心臓病治療を目的に大阪と倉敷を訪れた二〇〇一年四月以来、
三年八カ月ぶりとなる。

李登輝氏、名古屋で出入国…孫娘との温泉旅行楽しみ
【読売新聞 12月17日付朝刊】

 【台北=石井利尚】台湾の李登輝・前総統(81)の周辺筋は16日、李氏が孫娘
ら計4人での来日と、名古屋空港からの日本出入国を希望しており、関西や北陸
の温泉を含めた旅行計画を同日中にも決めると明らかにした。
 同筋は本紙に、「あくまで観光目的。(李氏は)孫娘と日本の温泉に行くのを
楽しみにしているようだ」と述べた。
 同筋によると、李氏は、妻の曽文恵さん(78)、長男の妻、留学先の英国から
台北に戻った孫娘(23)との来日を希望。訪問先のうち李氏の母校・京都大があ
る京都では知人などに会う可能性がある。また、名古屋空港を利用するのは、「
成田空港を利用すると、政治的に敏感な東京に寄らざるをえない。その次の訪日
に影響するのを避けるため」という。

李前総統が訪日ビザ申請−日中関係の冷却化必至
【共同通信 12/17 19:29更新】

 【台北17日共同】台湾の李登輝前総統(81)が17日、日本の対台湾交流機関、
交流協会台北事務所に観光旅行目的での日本入国査証(ビザ)を代理人を通じて
申請、受理された。
 政府は16日、査証発給方針を決めているが、李氏を「台湾独立勢力の頭目」と
批判する中国は方針撤回を要求。心臓病治療を目的に大阪と岡山を訪れた2001年
4月以来、3年8カ月ぶりとなる李氏の来日が実現した場合、小泉純一郎首相の
靖国神社参拝問題などでぎくしゃくしている日中関係の一層の冷却化は必至だ。
 側近によると、李氏は曽文恵夫人や長男(故人)の妻、孫娘、主治医らととも
に27日に名古屋空港から入国。05年元日を挟む1週間の日程で名古屋、金沢、母
校の京都大がある京都を訪れ、1月2日に名古屋空港から台湾に戻る予定。滞在
期間中、温泉地にも立ち寄る。



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