李登輝前総統が安倍晋三氏の新著『美しい国へ』を推奨

「日本で大事なのは教育改革であり、自国に誇りを持つこと」

 先般行われた第5回台湾李登輝学校研修団において、最終日の9月5日、李登輝前総統は
特別講義の冒頭で、日本で大事なのは教育改革であり、自国に誇りを持つことであるとし、
安倍晋三官房長官の新著『美しい国へ』(文春新書、7月刊)を取り出し、特に、安倍氏が
第7章で「教育の再生」について展開していることを紹介された。
 また、1時間半にわたった「日本の教育と私」と題した講義の中では藤原正彦氏のベスト
セラー『国家の品格』も紹介されたが、講義が終わり、その教室から出られる際、もう一
度「安倍さんの本を読んでください、特に第7章ね」と言い残されたのだった。
 李登輝前総統が安倍官房長官に触れた発言の一部が台湾国際放送のホームページに掲載
されていましたので、下記にご紹介します。                (編集部)

■安倍晋三著『美しい国へ』
 http://www.7andy.jp/books/detail?accd=31745087


李・前総統:元首は国民の関心事を常に念頭に置くべき
【9月6日 台湾国際放送】

 李登輝・前総統が、国家元首は国民の関心事を常に念頭に入れるべきだと強調している。
李登輝・前総統は5日、日本李登輝学校のメンバーに対して講演を行った際、日本の武士道
の精神は実践を強調しているとし、このような価値観は民主の時代には更に重要なものに
なっていると指摘、国家元首は国民の関心事を常に念頭に入れなければならないと強調、
これこそ、武士道の精神の現れであると説明した。
 日本李登輝友の会事務局の柚原正敬局長は李登輝学校のメンバー41人を率いて台湾を訪
問している。李登輝・前総統は講演の中で、日本の次期首相として有望視されている安倍
晋三氏のことについても触れ、安倍氏は優秀な政治家であると評価すると共に、安倍氏が
次期首相になれば、台湾と日本の関係が更に進展を見せるだろうと予測している。



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