本会16番目の支部が兵庫県に設立、支部長に高田巌氏が就任

金美齢さんが記念講演で日本人を叱咤激励

 去る9月2日、兵庫県支部が本会16番目の支部として設立しました。支部長には、ライ
オンズクラブなどを通じて台湾と交流してきた、元神戸市議の高田巌氏が選任。副支部
長には、本会理事で支部設立準備委員長を務めた県会議員の和田有一朗氏、事務局長に
は、台湾李登輝学校研修団一期生の尾辻信一氏がそれぞれ選任されています。また顧問
には、女性初の神戸市議会議長を務めている浜本律子市議が就任しています。

 本部事務局からは、兵庫県支部担当の片木裕一理事(事務局次長)が駆けつけて祝意
を表しました。当日は柚原事務局長も参列の予定でしたが、都合で行けなくなり、古市
利雄・前理事(台湾研究フォーラム事務局長)が急遽、代理出席。

 金美齢先生の記念講演は立見もでる盛況ぶり。「日本人は物事の判断能力が劣化して
いる」と切り出し、ドキリとさせてから徐々に核心に。「判断、あるいは勘というもの
は、苦労や困難を自力で克服する努力から作られるプログラム。日本は自由で裕福にな
りこの努力を怠っている」と指摘し、「台湾もそう!」と台湾の現状を説明される。

 そして締めは「台湾を大切にすることが日本のためになる。だから、身近なことから
やってほしい。旅行は中国でなく台湾へ。中国製品は買わない。そして李登輝友の会の
会員を増やすこと。李登輝さんが来日し、日本各地で歓迎される、それが台湾マスコミ
で流れる。これで台湾がどれだけ元気になれたか。繰り返し言います、台湾を支え大切
にしてください。それが日本を大切にすることに繋がるのです」。

 神戸新聞が当日の模様を報道していますので、下記にご紹介します。  (編集部)

■神戸新聞HP http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/0000593724.shtml


関西初の県支部設立 日本李登輝友の会
【9月3日 神戸新聞】

 日本と台湾との文化交流を促し、台湾の李登輝前総統の来日を支援する「日本李登輝
友の会」の県支部設立総会が二日、神戸市中央区の神戸タワーサイドホテルで開かれた。
同会の都道府県単位の地方支部では十六番目。関西では初という。

 友の会は、李前総統が二〇〇二年に来日を希望した際、日本政府が入国査証(ビザ)
を発給しない方針を決めたことに反発して支援者らが発足させた。県支部は、県内在住、
在勤の会員約三十人を中心に設立準備をしてきた。総会では、支部長に元神戸市議の高
田巌さん(77)を選出した。

 総会に続き、テレビの討論番組で論客として知られる台湾出身の評論家、金美齢さん
が記念講演。約七十人の参加者を前に「和を重んじる心など日本の伝統的な美徳は、台
湾人の多くが評価している。だが、日本人は戦後、自由で豊かな生活の中で政治的な判
断力が弱くなった」と述べた。

 さらに「大国と最前線で対峙(たいじ)している台湾への支援は、日本の安全につな
がる。一人一人が具体的に何ができるかを考えてほしい」と訴えた。  (石崎勝伸)

写真:兵庫県支部の設立を記念して講演する金美齢さん=神戸市中央区波止場町



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