昨年植えた台南県善化鎮と南投県鹿谷郷の桜木はすくすく成長

訪台した松澤寛文理事が報告

 台湾・台南県善化鎮の「南部科学工業園区」(台南サイエンスパーク)内にあるソー
ラシティでは2月21日の元宵節(げんしょうせつ:旧暦1月15日)から「2008台湾ランタ
ンフェスティバル」が開かれ、台湾固有種のトゲネズミをモチーフにしたメインランタ
ン(礼鼠献瑞)のほか、6つの展示エリアが設けられ、花火ショーなどが大々的に行わ
れています。

 ところで、台南県善化鎮の台南サイエンスパークといえば、昨年2月に河津桜の植樹
式と記念碑除幕式典が行われた場所で、台湾版新幹線の車窓から見下ろせる絶好の地。
そこに植えた苗木がどうなったのか、気になっていました。

 そもそも桜はすごく水を好みますが、だからと言って水捌けがよいところでないと育
たない繊細な植物。また、風も嫌います。植樹した場所は近くにはなにもないだだっ広
いところで、昨年の植樹式のときは強い風が吹き抜けていましたので、大丈夫なのかと
気になっていました。

 先週、本会の松澤寛文理事(オリエント広報代表取締役)夫妻が「台湾ランタンフェ
スティバル」を見に行った際、その様子を確認してきたとご連絡いただきました。

 松澤理事は篤志者の一人として、昨年の台南サイエンスパークの植樹式と記念碑除幕
式に参加しており、その後の様子が気になっていたそうで、松澤理事夫妻が見に行った
ときは、ちょうど担当者が桜木に水を掛けた後だったそうで、ちらほら花も咲いていた
とのこと。

「いやー、ホッとしました。あそこは水回りの設備もないところだったし、台南の夏は
暑いからね」

 松澤理事夫妻はまた、もう一つの植樹式を行った南投県鹿谷郷竹林村にも足を伸ばし
て見に行かれたそうで、ここの桜木もすくすくと成長していたそうです。

 鹿谷郷竹林村は、村の中心地近くを切り開いたところが植樹地で、日台共栄を象徴す
るように、細い川を挟んだゆるやかな斜面に台湾の桜と日本の桜を半々に植えるように
なっていました。昨年、植樹式が行われたときにはすでに台湾の桜を植え終わっていま
した。

「ここは、管理が行き届いていることが一目でわかるね。河津桜も開花していたけど、
台湾の桜の方が早いようで結構咲いていましたよ。地形もいいので、ここは桜の名所に
なるんじゃないかな」

 松澤理事は「台湾に行ったついで」と話されていましたが、ランタンフェスティバル
が行われている台南県善化鎮の台南サイエンスパークはともかく、南投県鹿谷郷竹林村
は「ついで」という訳にはいかない山の奥。

 どうやら、松澤理事はこの2月27日からの「桜植樹式とお花見ツアー」のため、昨年
植樹した桜木の様子を事前に確認するために台湾に行かれたようです。「うまく撮れて
いるかどうかわからないけど、写真も送っておきます」とのことでした。

 松澤さん、ありがとうございました。お気遣いに感謝いたします。真多謝。

                    (メルマガ「日台共栄」編集長 柚原正敬)

■2008台湾ランタンフェスティバル(2月21日〜3月2日)
 http://www.taiwanembassy.org/ct.asp?xItem=51177&ctNode=3591&mp=202



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